デーモン閣下と大槻ケンヂが語る、バンドが長続きする秘訣とは!?
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12日(木)夜、『デーモン閣下のオールナイトニッポンPremium』に筋肉少女帯の大槻ケンヂがゲスト出演。『叩き斬ってやる!』がキャッチ・フレーズの「デーモン・オーケンのラジオ巌流島(1992~95年ニッポン放送でオンエア)」のパーソナリティを務めていた二名は息の合った掛け合いを披露し、バンド存続の秘訣についても語り合った。
番組の序盤、閣下は今回からスタートした「尊さを学ぶ」というコーナーで、リスナーから届いた「尊いと感じた物事」を紹介。「チャイナドレスのスリットから見える太もも」や「女言葉の歌詞を男性が歌うこと」は尊いというメールに共感する中、「カブト虫のメスは尊い」というメールが届く。それに対して閣下は「知らないよ!分かんない!」とツッコミを入れ、盛り上がった。
続いて、ゲストの大槻ケンヂが登場。大槻ケンヂといえば、自身がボーカルを務めるバンド「筋肉少女帯」がNew Album「Future!」を10月25日(水)にリリース。そのアルバムを引っ提げ、「一本指立ててFuture!と叫べ!ツアー」が11月11日(土) 名古屋 CLUB QUATTROを皮切りにスタートする。
閣下:筋肉少女帯って一回も解散してないの?
大槻:してないよ
閣下:オーケンが抜けて、戻っただけなんだ?
大槻:抜けたっていうか、活動休止したっていうか…俺、脱退したんだ!?
閣下:(Wikipediaのプロフィールに)脱退したって書いてあるよ。プロフィールが本当ならば
大槻:ああ、したしたした。なんかその頃、バンドとか事務所とか色々良くない状況にあって、バンドがゴタゴタしてて。誰が入って辞めたとかちょっと分からない状況だったの
閣下:ああ~なるほど、なるほど。要は空中分解状態にあったと
大槻:そうそうそうそう
閣下:自動的に活動がどんどんなくなっていったと
大槻:そうそうそうそう。事務所も潰れちゃったね。当時、大変だった
閣下:正式に、筋肉少女帯解散って言ったことはないってこと?
大槻:ないない
閣下:そして、しばらく「特撮(※大槻が所属する別バンド)」をやっていて、
大槻:特撮は今もやっている
閣下:筋肉少女帯、2006年に復帰して…もう再結成して11年よ、もう
大槻:再結成、11年!?もう、そうなっちゃうかな~そろそろ…
閣下:意外とね、折り返した後の方が長かったりするからね。我々、聖飢魔Ⅱも期間限定で再集結しかしてないけど、5年に1回。その5年の周期で再集結してきて、それが3回きて、15年でしょ?もうね、現役活動期間中を超えたもん。
大槻:ああ~すげえ~
閣下:期間としてね。折り返しの方が長い
大槻:歴史を感じるね
閣下:なんか、ずーっとやってるよりも、時々やってる方がバンドって意外と楽だよね
大槻:そう!若いバンドとかさ、1台のワゴン車でさ、すし詰めになってさ、日本全国20何か所とか車で回ってるじゃない?
閣下:ええ
大槻:あれ、大変だよ
閣下:もちろん楽しいことはいっぱいあるんだけどね、皆でね。あっち行った、こっち行ったって
大槻:もちろんある
閣下:確かに、毎日同じ奴らと顔を合わせて朝から晩までメシも一緒、移動も一緒ってなってくるとだんだんね、喋ることもなくなってくる
大槻:なくなってくるし、なんかこうカチンときたりすることもある。俺はあれが嫌だったの。今だからこそ言えるんだけど、ライブが終わって一回ホテルに帰るじゃない?帰って、ホテルのロビーに集合して皆で打ち上げに行く、当時そうだったわけだ。それで絶対に、集合って時に早く来る奴となかなか来ない奴がいて、それがイライライライラすんだよね
閣下:はははははは(笑)
そんな中、話題は衣装の話へ。暴走族の特攻服を着ていた理由について大槻は、「オタク的な人間なので一生で一度も着ない格好をしてみたら面白いだろうということで、ハロウィン的な感覚で特攻服を着たらウケちゃって」と明かした。
また、二名は過去に一緒に仕事をしたスタッフが皆偉くなっていると語り、大槻は「筋肉少女帯をスカウトしてくれた当時は普通の社員だった人も今はレコード会社の社長」だと昔を懐かんだ。「そうだよね、社長とかになるよね」とうなずく“閣下”に対して大槻は、「閣下って昔から閣下でいいね」と羨み、「俺も何かになりたい。大槻区長とか」と発言。それを聞いた閣下が「別に止めないよ」と返すと、大槻は「止めてほしかったわ」と息の合った掛け合いを披露した。