15日（日）夜放送のニッポン放送「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」で、パーソナリティの朝井リョウが、自身が経験した文化祭の思い出について語った。

先日、アラスカから帰ってきたばかりだという高橋みなみ。海外に行くと、人によっては環境の違いなどで体が弱ったりすることもあるが、高橋は「テンション上がっちゃって大丈夫だった！」と元気いっぱいに話した。

高橋がアラスカに行ったのはテレビ番組のロケだというが、朝井は“芸能人の海外ロケ”というものに対し、抱いている疑念があるそう。

大学生のとき、卒業旅行でウユニ塩湖に行ったという朝井。ウユニ塩湖はボリビアにある湖で、乾季は地面を塩が覆っているので真っ白だが、雨季になるとそこに薄く水が張られ、水面に空が完璧に映って水平線地平線が分からなくなるという現象が起きる、世界的な絶景スポット。大学生の旅行先としてはベタで、日本人の大学生みんな行きたいと思う場所だが、ウユニ塩湖へ行くには、舗装されていない悪路を、バスや鉄道で10時間以上の移動を何回も繰り返しながら突き進まなければならず、行くためには過酷な旅を強いられる場所だ。

そうして大変な思いをしてウユニ塩湖に行ったという話を、朝井はある日、某芸能人にしたという。その芸能人の写真集でウユニ塩湖での撮影シーンがあったため、「あのツライ体験をあなたもしたんですね！」といったテンションで話したそうだが、しかしそのときその芸能人から、「あ、私ヘリで行ったんですよ。」と平然と言われ、そこからやっぱり芸能人は違うんだなという思いが、疑念となって生まれたのだそう。

ちなみに、高橋がこの度行ったアラスカのロケはガチで行われたとのこと。行き先と地図だけ渡されて、「あとはどうぞ！」と丸投げされたそうで、自分で現地の人に声を掛けながら、目的地を目指して進んでいったそうだ。その模様は、テレビ朝日系『世界の村で発見！こんなところに日本人』にてオンエアされるそうなので、気になる人はチェックしてみるといいだろう。

番組では、今回も外部からの刺激（＝リスナーからのお便り）が紹介され、2人が答えた。今回は、文化祭にまつわる青春話を聴きたいという趣旨で、メールの内容は実にキラキラした文化祭の思い出が書かれていたが、それを受けて朝井の語ったエピソードは、そんなキラキラとは程遠いものだった。

朝井：高校3年生のときに、クレープ屋をやったんですよ。で、これもうほんと、恥ずかしいあるあるを申し上げますけど、クラスのちょっと顔がきれいな男子が、女装をするという…

高橋：あ～！少女漫画とかでよくあるやつだ！

朝井：それが私のクラスで行われて。で、女の子たちがメイクをするわけですよね。

高橋：ふんふん。

朝井：当日、その人が着る服を、ある女の子が持ってくることになって。そういうときって大体、元気な女の子が「私がワンピースかなんか持っていくよ！」みたいな感じで持ってきてくれるんですよ。それで、その子は可愛い子だったの。

高橋：へぇ～。

朝井：文化祭を引っ張っていくようなタイプの子ですから。

高橋：そっか、人気ある系のね。

朝井：クラスのみんなも、「可愛いな～あの子」っていうのは思ってたわけ。その子が、いざ服を持ってきてくれて、「じゃあこれに着替えて！」って紙袋を開けたら、ワンピースと一緒にブラジャーが出てきたの。

高橋：えっ…どういうこと？

朝井：男子は全員固まったんですけど、その子は普通に「付けて、私のブラジャーだから。」って。

高橋：え～～～っ！こわい！

朝井：私、その記憶が強すぎて。紙袋からブラジャーが出てきて、その子は普通にしているんだけど、男子が全員生唾を飲んだという。

高橋：あはは（笑）

朝井：あの瞬間が、私の中の文化祭なんですよね。

ほかにも朝井は、体育祭の応援団で行う演目を決める話し合いで、実家がうなぎ屋をやっている友達の家に集まった際、隣の座敷で行われていた消防団とコンパニオンのめくるめく夜を、ふすまをそっと開けて覗いた話などを暴露。「これが私の文化祭の思い出です。」と締めくくると、すかさず高橋から「それ文化祭じゃないじゃん！」とツッコミを受けていた。