音楽界の革命児!? 狩野英孝、1時間半に渡って音楽愛を語る

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19日(木)深夜放送のラジオ番組『SUPER BEAVER 渋谷龍太のオールナイトニッポン0(ZERO)』に、お笑い芸人の狩野英孝が“音楽家”としてゲスト出演した。

音楽界の革命児!? 狩野英孝、1時間半に渡って音楽愛を語る

狩野英孝は、バラエティ番組「ロンドンハーツ」でテレビ朝日50周年を記念した大仕掛けのドッキリ企画を持ち掛けられ、ミュージシャン“50TA”(フィフティーエー)としてデビューした経緯がある。元々アーティスト志望があった狩野は「CDをリリースする」「ライブをする」というニセ企画を持ち掛けられたが、このときに披露した数々の楽曲は、またたく間に大ヒットした。

この日、スタジオに登場すると早速、「音楽界の革命児 狩野英孝です!」と、お笑い芸人ではなく“音楽家”としてのゲストだと自己紹介する。

パーソナリティの渋谷龍太も、当時の様子をTVで見ていたそうで、「ドッキリを仕掛けられたことには気が付かなかったんですか?」と質問。すると、「僕は音楽が好きで中学・高校では、ミュージシャンになりたいという気持ちが凄く強かったんです。自分は音楽で飯を食っていくんだ、って思いながら生きてきたので、浮かれてしまった。スケジュール帳にレコーディング・ジャケット撮影・曲作り、と書かれているのが嬉しくて。1ミリも疑わなかった」と音楽への思いが強すぎて、偽企画だとは思わなかったと振り返った。

過去には、『セントラルステーション』というユニット名で、神奈川県・新百合ヶ丘駅で路上ライブをしていたことも語り、「本当に、これはマジで信じてほしいんですが、警備が出るくらい人が集まったんです!」と当時の人気ぶりを明かし、カバー曲の他にも、『夕暮れ』という曲名の“早めに寝るお爺ちゃん”をイメージしたオリジナル曲も披露していたという。

番組に、音楽家・狩野に『歌詞やメロディーが浮かんでくる秘訣を教えてほしい』という質問が届くと、“浮かんでくるものではない”と持論を述べた。

渋谷:メールが来ています。『狩野さんが、歌詞やメロディーが浮かんでくる秘訣は何ですか?』

狩野:これはねー、渋谷さんともお話ししたかったんですけれど

渋谷:え?は、はい

狩野:渋谷さんもアーティストだから分かると思いますが、『作る』『浮かぶ』じゃないんです。『降りてくる』じゃないですか?

渋谷:降りてくる……

狩野:その時、その瞬間に、歌詞やメロディーが降りてくるんです。僕は『これは、音楽の神がこれを歌えって言っているんだな』って捉えています

渋谷:“ニッポン放送の歌”を聞いてみたいです

狩野:ぜんぜん良いですよ

渋谷:本当ですか?いつのタイミングで歌ってもらえますか?

狩野:すぐに歌えますよ

渋谷:え!そんなにすぐ歌えるんですか!?

狩野:はい。ここは、有楽町?日比谷?

渋谷:有楽町です

狩野の即興生歌:『有楽町にそびえ立つ~面白ソングや面白トーク~聞かせてくれるニッポン放送……。ニッポンラジオ!ラジオ!Yeah!ニッポンラジオ!ラジオ!Yeah!!』

渋谷:ひどい(笑)ニッポンラジオって何ですか!?(笑)

途中、曲を見失って焦ったのか、「ニッポン放送」を間違えて「ニッポンラジオ」と間違えて連呼したが、即興の速さと、生放送という場でも発揮できる狩野の底知れぬ音楽性には、渋谷も感心していた。

その後も、「辛口音楽評論家は、自分のアピールしかしない」「この世にダメな音楽はない」「曲の良いところを探すのも音楽家の役割だ」「音楽は無限」と1時間半にわたって熱弁。あまりに純粋に語る姿に、当初は「揚げ足を取ろうとしていた」という渋谷だったが、「けっこうド真ん中のことを言っている」と音楽家・狩野に共感をしていた。

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