工事はどこまで進んだ？　須田慎一郎と豊洲市場を散歩

By - NEWS ONLINE 編集部　公開：2017-12-11 　更新：2017-12-11

2017年12月11日（月）放送「高嶋ひでたけのあさラジ！」にて、ジャーナリスト須田慎一郎と高嶋ひでたけが、話題の豊洲市場を散歩した様子を放送した。

～高嶋さん、須田さん、豊洲市場、お散歩中～

高嶋）いや～けっこう背中から、冷たい風が吹き抜けるんですよね！　人の気配はあんまりない。クルマはかなり光っている。いま、ゆりかもめが私の右肩、上空をすべるように、去っていきました。隣にやや、小太りのおじさんが立っていまして、どうも、どうも、おはようございます。お名前を？

須田）須田慎一郎です。

高嶋）あ！　って何を言ってるんだろうね、私たち。きょうは須田さんと、“ひでさんぽ”とか言ってね。一発目で来たのが豊洲市場なんですけど。なにか、いくつかある門のひとつだとか？　“東京都中央卸売市場　豊洲市場”って出てますけど。この手前。右側にね。出来上がって、全部化粧しないで晒してあるだけ。アミアミみたいなのが貼ってある。ここは駐車場？

須田）ここは駐車場ですね。ここは“青果連”。青果の市場の真ん前にいるんですよ。

高嶋）あの奥に見えるやや低く目の建物、あれが青果なんですか。

須田）豊洲市場の最大の特徴は、閉鎖市場。吹きっさらしじゃない。建物の中でやり取りをするってことです。

高嶋）須田さん、正門というのは、どっちにあるんですか？

須田）我々から向かって右側、あっちですね。

高嶋）（あっちは）陽があたってていいなあ～。さっそく歩いていきましょう。市場の移転問題。我々あれだけ大騒ぎして、誰にひっかけられたんですかね？　ひっかけられたって言葉悪いですけど。ここは・・・ゆりかもめの市場前駅？　魚の水産卸はどこに見えるんだろう？

須田）ほら、あそこに、まだカバーがかかっているじゃないですか。まだオープンしてない。カバーはかかっていますが“豊洲市場”ってなんとなく読めますよね。

高嶋）ほんとだ！　仲卸は市場前駅の向こう側？

須田）よく言われてたじゃないですか。仲卸と卸が分かれていて、使いにくいんじゃないかって。

高嶋）ここは相当広いですね。40ヘクタール。築地が・・・23。倍近い。しかしこれだけ広大なスペースで、完璧に出来上がっているモノを、まったく動かしていないっていう。一日にすごい金、かかってるんでしょう？

須田）700万円。

高嶋）まったく動かさずに、維持するだけで700万!?

須田）本来なら去年の11月に、オープンする予定だったじゃないですか？　去年の11月から今年3月までの補償と維持費で95億円というお金が消えてなくなっています。

～高嶋さん、須田さん、青果棟から環状2号線へお散歩中～

高嶋）須田さん！　青果棟から歩いてきて、大きな交差点を渡ったところなんですが、右側をず～っとみるとね。遥か向こうにビル群がありまして。で、その真ん中を突き抜けるように、2本の太い道路が豊洲に向かってきてます。あれが？

須田）環状2号線です。

高嶋）オリンピックの時に、選手村と国立競技場とを結ぶと言われている。

須田）まあ、オリンピック道路と言ってもいいんですけどね。築地のど真ん中を通って、銀座や新橋の方へ向かっていくという計画だったんですが。こっちは、なんとかスムーズにいっているんですが、築地の方が、移転するのしないの、どこに作るのって決着がついていない。

高嶋）それで道路を相当迂回すると。とりあえず。

須田）仮設を作って。またここで無駄遣いが派生するという。もともと、これから行く築地市場は、オリンピックでは駐車場予定地でした。オリンピックが終わったら再開発をしようじゃないかと、いうことでした。まあ、それも空中分解という形になってますよね。