Dr.コパが語る“江戸っ子”の定義とは?

By -  公開:  更新:

2月3日(土)、Webラジオ『Dr.コパのオールナイトニッポンi』の第1回が配信され、学生時代から親交があるテリー伊藤をゲストに迎え、お互いの関係性や江戸っ子の定義について語った。

Dr.コパが語る“江戸っ子”の定義とは?

建築家、実業家、神主、作家など数々の顔を持ち、巷では風水師として広く知られているDr.コパ。今回、Webラジオ『オールナイトニッポンi』で新番組をスタートさせ、ゲストにテリー伊藤を迎えて、“i(アイ)=自分の視点”から、自身が愛してやまない東京の魅力を伝える初回を届けた。

実はコパとテリーは昔からの顔なじみで、コパはテリーのことを本名の“テルオ”と呼ぶ間柄。番組ではまず、2人の間柄とそう呼ぶようになった経緯から語られた。

コパ:この業界でテリーのことをテルオと呼べるのは僕だけじゃないかな。

テリー:そうですよ。コパさんは僕のことをずっと、テルオテルオと言ってくれるんですよ。僕としては嬉しいんですけどね

コパ:そうなんだ。僕は生意気かな~と自分では思っていたけれど

テリー:いや~、そんなことはないですよ。ちょっと(テルオと呼ぶ経緯を)説明してください。

コパ:実はね、テルオの2つ上の兄貴と僕が高校の同級生で。築地の家に遊びに行ったりしてよく(テリーのことを)見掛けたんだよ。まさかあのテルオがテリー伊藤になるとは思わなかったよ。

テリー:ありがとうございます。でもそれ言うとコパさんだってそうですよ。コパさんがなんでここにいるのかと思って。コパさん自身はどうして風水をやっているのですか?

コパ:うちの親父は宮大工の棟梁で、(その上の代も)代々そういうことをやっていたんだ。神主でもあって、家のなかでは風水や家相、方位の考え方が伝わっていたんだよ。家では当たり前のことだったんだ。

テリー:なるほど。

コパ:うちの常識は世間の非常識だったんだな。いろいろあって人生ぶつかったんだけれどね。みんながやらないことをずっとやっていると、第一人者になっちゃうんだよな。テルオをみていてもそう思うよ。いろいろやってきたよね~。

テリー そうですよ。演出をやってきたわけですが、自分にはこれしかないな~と思っていたからずっとやってきて、そうしたら、たまたまいい番組に巡り会うことができただけだと思うんです。

コパ:それとやっぱりテルオの視点はおもしろいからね。やっぱり変わってるよな~。

テリー:うーん。それってもしかしたら築地生まれっていうものがあったかもしれないですね。

コパ:あるある。江戸っ子視点ってあると思うよ。

Dr.コパが語る“江戸っ子”の定義とは?

お互い東京出身で、高校時代からよく顔を合わせていたという2人。コパは、テリーの家の食卓の味も知っているようで、伊藤家ではとにかく砂糖をたくさん使うため、全体的に食事が甘いという話で盛り上がった。

また、両者とも“江戸っ子”であり、それぞれのルーツがその地に深く根付いているのではないかと語った2人は、そもそも江戸っ子とは何なのか?というその定義について語り始めた。

コパ:東京タワーの下に瑠璃光寺という我が家の菩提寺があるんだけれど、そこの住職に「うちってどれくらいの間、ここに墓あるの?」と聞いたら、「うちの親父の代で3代ですかね。」と言われたんだ。

テリー:それってすごいじゃないですか

コパ:もともとは増上寺の前の中門前というところにいたから、その辺に菩提寺があったわけなんだけどさ、だから3代東京に墓があれば江戸っ子かなー。

テリー:それでいいんじゃないですか

コパ:それでくくればテリーのところだってそうだよ。

テリー まあ、そうですね。

コパ:あとはねヒとシが分からない。

テリー:潮干狩りがヒオシ狩りとかね。俺、分からないんだよ。

コパ:シオヒだよ。

テリー:あとね、デズニーランドって言っちゃうんだよ。あれ恥ずかしいよね。女の子に「デズニーランド行こう。」と言うと、「ディズニーじゃないの?」と言われて。

コパ:ぼくも言うよ。デズニーって。

テリー:あと金がないというのもね。でもコパさん、ずるいですよ

コパ:なんで?

テリー:だって金持ってるから。本来江戸っ子というのは宵越しの銭は持たないっていうじゃないですか。

コパ:アレ、ウソだよ。

テリー:ほらまた自分で勝手に決めちゃって

コパ:あれ祭りが好きだからでしょ。毎日お祭りということでしょ

テリー:毎日お祭りということは、働いてないということなんですよ。働いてないということは、金がないということなんですよ。

コパ:江戸はもともとなんでもない漁師町で、徳川さんがきて格好よくなってきたんだけれど、多分それに寄ってきた人たちだから、1600年より前はここにはあまり人はいなかったはず。江戸時代の前は。江戸という町ができて、全国から次男坊、三男坊が行き手がなくてきたわけだから、江戸っ子というのは次男坊、三男坊の集まりだと言われていたね。

テリー:開放的だったんですね。

コパ そういう意味ではね。だって(昔は次男三男だからという理由で)家から捨てられたんだもん。だからオレもテルオも捨てられた子孫なんだよ。

テリー:俺なんかは5人兄弟のいちばん下だからね。築地にもいられなかったですね。

コパ:あはは(笑)

テリー:いやー本当にそうですよ、いつか出ていくという思いがあったんで。

コパ:結局江戸っ子の定義は、長男坊じゃない、捨てられたということかな?

テリー:それはあるかもしれないね

コパ:だからなにやっても楽しめる。もともと何もないから。

テリー:本当にそうだよね。

コパ:俺なんかそう考えるな。

Dr.コパが語る“江戸っ子”の定義とは?

昔の風習などを踏まえた江戸っ子の生き様から、その定義を導き出した2人。昔からの顔なじみということもあり話が止まらなくなり、コパから「テルオ、次回も来てくれない?話終わらないわ。」と誘いが飛ぶと、テリーもこれを快く了承し、次回(2018年2月10日配信スタート予定の第2回)でも再びテリーを迎えて2人でトークすることになった。

Webラジオ『Dr.コパのオールナイトニッポンi』第1回は、期間限定で無料で聴くことが出来る。

<番組概要>

番組名:「Dr.コパのオールナイトニッポンi」
パーソナリティ:Dr.コパ
ゲスト:テリー伊藤
第1回URL:https://i.allnightnippon.com/p/e_anni_copa_001

Page top