バレンタインデーに起きた奇跡!?
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2月14日(水)、Webラジオ『敦士のオールナイトニッポンi』第29回が配信され、パーソナリティの敦士が、自身のバレンタインデーの思い出について語った。
配信日となるこの日は2月14日ということで、バレンタインデーについて語った敦士。よく周りから「何百個もチョコもらうんでしょ?」などと言われるそうだが、実際は全くもらえていないのだそう。一番もらった年でも、家族の分を含めて4つだったそうで、意外ともらえていない実情を切なげに話した。
中でも一番思い出に残っているのが、高校2年生のとき。校内でも1・2を争う遅刻魔で毎日遅刻していたという敦士だが、バレンタインの日だけは早起きして髪をセットしたり、エチケットブラシで学生服のホコリを取ったりして、しっかり準備していたとのこと。しかし通常、女性側も前日までにチョコを用意しているため、敦士のこの行為は完全に“手遅れ”であり、「その日セットしても何も変わらないのに(笑)」と敦士は当時の自分を思い出し笑った。
そうとは気付かず、完璧な服装で学校に行った敦士がまず向かうのは、“第一関門”である下駄箱。大学の合格発表のようなドキドキする気持ちで自分の下駄箱の前まで行き、そっと中を見るが、何も入っていなかった。しかし蓋が付いているタイプの下駄箱ではなく、そこに入れると外から丸見えになるため、そうした理由からではないかと考え、次に向かったという。
続く“第二関門”は、教室の机の中。いつもなら、面倒だからということで教科書を全部置いて帰っていたそうだが、この日の前日だけはチョコを入れられるようにと教科書を全部持って帰っていたとのこと。そして空になった机をそっと覗くが、しかしチョコを包むリボンが見えるでもなく、中は空っぽのままで、結局持ってきた教科書を再び詰めることになったそうだ。
そうなると、あとは直接渡されることを願うのみ。いつもは部活が終わるとすぐに帰っていたという敦士は、この日だけはいつまでも学校に残り、そわそわしながら男同士で喋っていたそう。しかしやはりもらえることはなく、トボトボと校舎をあとにしたとのこと。
家に帰れば、母親と妹2人からの3つのチョコは確定しているが、やはりそれだけでは物足りないと、ガッカリしながら自転車置き場へ向かったという敦士。すると、そこで奇跡が起きたという。
「自転車のかごに・・・何も入れてなかったその自転車のかごの中に、なんか入ってんのよ。なになになに!?と思って。そのイメージはなかったわけ、下駄箱と机の中しか考えてなかったから、そっと渡されるのは。自転車のかごに入ってるの、チョコレートと手紙が。そのとき俺1人だったから、多分スキップしてたと思う(笑)
で、恥ずかしいからさ、誰にも見られないように手の中に手紙を入れて、そ~っと見るわけ。これ、嬉しいのが、“3年女子一同”みたいなのが書いてあったんですよ。俺そんな、女子一同からチョコもらえるような感じじゃないと思ってたから、すっごい嬉しくて。でも今思い返せば、その送ってくださった先輩も、恥ずかしいから一同って書いたのかもしれない。でも嬉しいんだけどさ、名前書いてないから誰か想像できなくて・・・。」
せっかくチョコをもらったものの、結局送り主が分からずモヤモヤしたままだったという敦士。次の日から3年生の教室がある階に行って、こそこそと送り主が誰なのか探しに行ったそうだが、見つかるはずもなく今だに不明のままだそうで、「もう言えるでしょ?もしこの番組聴いてたらメールください。」と、もしかしたら聴いているかもしれない当時の送り主にメッセージを送った。
Webラジオ『敦士のオールナイトニッポンi』第29回は、期間限定で無料で聴くことが出来る。
<番組概要>
番組名:敦士のオールナイトニッポンi
パーソナリティ:敦士
第29回URL:https://i.allnightnippon.com/p/e_anni_atsushi_029