ニッポン放送「三菱電機プレゼンツ 戸田恵子 オトナクオリティ」(6月3日放送)にて、パーソナリティの戸田恵子が先日亡くなった西城秀樹について語った。
先日63歳の若さで亡くなった西城にフォーカスし、ヒット曲を交えながら思い出を語った戸田。東京の青山葬儀所で営まれた告別式には、芸能関係者だけでなく、1万人を越えるファンが集まったという。告別式が舞台「虹のかけら」と重なった戸田は、自宅に伺い、最後のお別れを伝えたとのこと。西城と対面した戸田は、「こんな言い方不謹慎かもしれないけど、秀樹さんの顔がすごい綺麗だったんです。美しいというかね。気品あるというか。すごいかっこいい寝顔だなあというふうに思って。たくさん思い出があるので、とにかくありがとうをいっぱいいっぱい伝えてきました。」と、これまでの感謝を伝えたと語った。
西城との出会いについて、「私がね、西城秀樹さんに初めてお会いしたのは、私が歌手時代の時なんですね。あゆ朱美の芸名を持って演歌歌手をやっている頃に歌番組のスタジオでご一緒したことを覚えています。その日、当時所属していた私の事務所の社長が亡くなって、しょんぼりしていたところに秀樹さんが『よう』と声をかけてくださって。しょんぼりしていたのを察してくださったんでしょうか。で、その時私も、実はこういうことがあってと話をしたら、『それは残念だったね』と仰ってくださったんですね。なんかその日のことをはっきり覚えているんですよね。」と語った。その後、元夫の井上純一が舞台で共演したことをきっかけに、井上を交え週2、3日のペースで会って親交を深めていた時期があり、国内外への旅行も共にしたという。
「様々なことを開拓して、トップスターの時代から偉ぶることがなく、本当に誰にでも優しくて、常に西城秀樹であることを意識して人生を駆け抜けた秀樹さん。ファンに愛され、一緒に仕事をした多くの関係者に愛されて、そして家族に見守られて旅立たれました。」と、西城がいかに愛されていたかを力強く語った戸田。最後に西城を見た去年の中野サンプラザでの公演について、「もうね、見てるだけでも涙が止まらなくなってしまって。秀樹さんが2回の脳梗塞で倒れられて、リハビリしている姿をテレビで拝見していたんですけど。辛いリハビリを経験しつつ、なお、やっている最中でもぎりぎりの姿で立っているのが私にもわかりました。」と語り、最後まで舞台に立とうとした西城をしのんだ。
番組の最後には、「この間、舞台の帰りにスーパーを歩いていたらバーモントカレーが気になって、甘口カレーを買いました。この1つの商品で秀樹さんを感じることはすごいことですよね。」と、改めて西城の存在感の大きさを振り返り、この話題を締めた。
三菱電機プレゼンツ 戸田恵子オトナクオリティ
FM93AM1242ニッポン放送 毎週日曜日午後2時~2時30分