8月15日(水)、欅坂46の7thシングル『アンビバレント』(15日発売)のリリースを記念したラジオ番組「欅坂46のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)に、メンバーの長濱ねる、小池美波、菅井友香、土生(はぶ)瑞穂の4人が生出演。番組半ばでは、長濱と菅井の2人が夏休みの読書感想文に悩むリスナーに向け、お勧めの本を紹介した。
お盆が過ぎれば夏休みも後半に入り、早い地域では8月20日の週から学校が始まる。長い夏休みにつきものの宿題、特に読書感想文は学生たちの頭を悩ませているようで、SNSでも「読書感想文は本当にやりたくない」「読書感想文なんて」「読書感想文で死にそう」と深刻な様子がうかがえる。夏休みの残りも少なくなってきた中、長濱と菅井の2人がそれぞれ2冊ずつ、好きな本を紹介した。
菅井:読書感想文は得意だった?
長濱:けっこう好きだったかも。他の宿題よりもめっちゃ命懸けてた。時間をかけて
菅井:えらい
長濱:でも、本を選ぶのは難しいよね
菅井:確かに
長濱:2つお勧めの本があるんだけど、1つ目は辻村深月さんの『オーダーメイド殺人クラブ』っていう本。この間、辻村先生が本屋大賞を取られて、その時に対談させていただいたの。辻村さんは「『オーダーメイド殺人クラブ』は欅坂46っぽい」って仰っていて。「欅坂46のちょっと大人にモヤモヤしている感じとか、ちょっと刺々しい思春期の様子を書いている本だよ」って教えてくれて、お土産に(本を)くださったの。すぐに読んだんだけど、凄く読みやすくて、中高生の話だから皆さんも共感できるというか……、何て言ったら良いんだろう……
菅井:気になる、私も読んでみたい
長濱:伝えるの難しいなー、読んでほしいとしか言えない
菅井:私は小さい頃に大好きでよく読んでいた本で、アレックス・シアラーさんの『青空のむこう』。これもとっても読みやすい本で、主人公の男の子がお姉さんと喧嘩をするんだけど、喧嘩したまま(主人公が)亡くなっちゃうの。亡くなって、家族にお別れを告げる前に仲直りをしようと、色んなことをしていくお話で
長濱:読みたい!
菅井:これを読むと泣いちゃうし、家族の大切さも感じるし。死がいつ訪れるか分からないからこそ、今を大切に生きなきゃなあって実感するし。とにかく読んでほしい!
長濱:いま言ったことを、そのまま読書感想文に使えそう。みなさーん、書いてください!
お勧めの1冊目に、長濱は辻村深月『オーダーメイド殺人クラブ』、菅井はアレックス シアラーの『青空のむこう』を紹介。
また長濱は2冊目に、中学2年生の主人公の同級生に起こったある出来事をきっかけに、悩みながらも成長していく少年のリアルな日常を書いた重松清『エイジ』を選び、「中学生の時、手が止まらないくらい一気に読んだ」と紹介。
そして菅井の2冊目に選んだのは、人気漫画『テルマエ・ロマエ』の作者としても有名なヤマザキマリが、14歳で1か月間欧州を一人旅し、17歳でイタリアに留学して様々な艱難辛苦を経験しながらも明るく生きた半生を書いた『国境のない生き方』。菅井は「これこそ学生さんに読んでいただきたいな、と思って。世界に飛び出したくなる本。これを読んで、私ももっと世界を見たいと思った」と熱弁し、読書感想文に悩む学生たちにエールを送った。
番組情報
週替わりで登場するまったりでゆったりなメンバーと“自販機に投入した100円が返ってこない系メインパーソナリティー”尾関梨香が、ユルく、時にエモく、たまにはエキセントリックに、基本的にはワッハッハッ!ラジオは楽しいな~!…というテンションでマイクの前に座ってお喋りする30分。ながーい番組名は「こち星(ほし)」と省略してOKです!