ニッポン放送のラジオ番組「垣花正 あなたとハッピー！」（8月23日放送）にて、「ゾンビの次は、サメ！？ ちまたに溢れるサメ映画の魅力！」と題してサメ映画が特集された。

現在は、「カメラを止めるな！」など、ゾンビをテーマにした映画がヒットしているが、実は、サメ映画も人気があるという。番組では、サメ映画の専門家「サメンテーター」として活動し、東京国際サメ映画祭のプロデューサーでもある中野ダンキチに話を聞いた。

中野によると、サメ映画は近年増え、ここ数年は年間で5本～10本程度の作品がリリースされているという。ただ、映画館で広く公開されるサメ映画は、毎年1本あるかないかで、それ以外はテレビやDVDや配信サイト限定とのこと。アメリカのケーブルテレビであるサイファイチャンネルでの放送用に作られたテレビ映画が、ほとんどであるという。

そんなサメ映画の増加は、アメリカの映画製作会社アサイラムの「シャークネード」（2013年）のヒットが大きく影響しているとのこと。「大量のサメが竜巻に巻き上げられ、空から大量に降ってきて人々を襲う」という作品で、日本ではあまり知られていないが、世界的には大ヒット。アーティストのレディー・ガガが作品についてツイートしたり、「ハリーポッター」で有名な俳優のダニエル・ラドグリフもインタビューで「サメに殺される役で出たい」と発言するなど、ブームは過熱している。

中野は、そんなサメ映画の魅力を聞かれると「サメ映画は、サメという圧倒的な存在感のあるスターが登場する！ サメは誰しもがその姿を想像でき、そして同時に、恐怖感や驚きなど与えてくれ、行動も想像できる。また最近では、巨大化したり、頭の数を増やしたり、空を飛ぶことも。いわゆるサメ映画大喜利のような状況になっていますから面白いです」と、コメント。

そんな中野が今、最もオススメするのは、日本では9月7日（金）公開予定の映画「MEG ザ・モンスター」だという。気になった方は一度足を運んでみてはいかがだろうか。

垣花正 あなたとハッピー！
FM93AM1242 ニッポン放送　月-金　8:00-11:30