ニッポン放送の「飯田浩司のOK! Cozy up!」（9月28日放送）に外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦が出演。台風の影響で一部の地区で繰り上げ投票となった沖縄県知事選挙について語った。

台風24号の接近で、沖縄県知事選の期日前投票所には長い行列ができた＝2018年9月27日午前、沖縄県宜野湾市役所　写真提供：共同通信社

沖縄県知事選挙～竹富町と津堅島で投票日を繰り上げ

日曜9月30日投開票の沖縄県知事選挙は、台風24号の接近に備え、離島などを抱える市町村の一部で投票日が繰り上げられた。荒れた天候で投票箱を運べなくなるのを避ける為で、竹富町とうるま市の津堅島では、昨日繰上げ投票が行われている。

飯田）この県知事選、4人の方が立候補しています。前の宜野湾市長・佐喜真淳さん、前衆議院議員・玉城デニーさん、料理研究家・渡口初美さん、元IT会社社員・兼島俊さんですが、台風24号が接近しています。大型で非常に強い勢力を持つ台風24号は、沖縄県の宮古島の南東をゆっくりと北上しており、明日には沖縄と鹿児島県奄美地方にかなり接近する見込みです。気象庁は暴風や高波に厳重に警戒し、大雨にも警戒するよう呼び掛けています。宮古島の南東およそ420キロの海上に午前3時の時点でありまして、ゆっくりとした速さで北西に向かっているということです。中心付近の気圧955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートルで、中心から半径220キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっています。台風が接近しているなかで選挙、投票日を迎えるということで、前倒しもかなり行われているようです。

宮家）大変ですが、日にちを繰り上げてでも選挙はやらなくてはなりません。

飯田）そうですね。投票日まであと2日ですけれども、こうして繰り上げのところもあるということで、繰り上げた地域は間もなく締め切りを迎えるということです。

宮家）ある意味で沖縄の将来を決める、非常に重要な選挙だと思います。やはり普天間の問題があのような形で動いていて、一方で前知事である翁長さんは、保守からオール沖縄という形でできたわけだから。それなりの民意というものが反映される。台風の影響を受けないことを祈っています。

飯田浩司のOK! Cozy up！
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