中川家が語る、今の若手芸人との「笑いに対する姿勢」の違い

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11月6日(火)、お笑いコンビ・中川家の剛と礼二がパーソナリティを務めるラジオ番組「中川家のオールナイトニッポンPremium」(ニッポン放送)が放送。中川家の2人が、吉本興業が運営するお笑い芸人・クリエイターなどを育てる養成学校(通称・NSC)に通う今の若手芸人たちと、かつてNSCに通っていた頃の自分たちとを比較し、その違いについて語った。

中川家が語る、今の若手芸人との「笑いに対する姿勢」の違い

オープニングトークで、今のお笑い業界について触れた2人。今の若手が参加するオーディションでは、お笑いのネタではなく特技や趣味などを聞かれることが多く、若手はネタを披露するチャンスがないという。また、現在NSCに通っている生徒たちの笑いに対する姿勢も昔とは違うそうで、その違いについて2人は明かした。

剛:NSCで先生やってる作家さんが、「今のNSCは、僕らのときみたいに人殺しそうな目(=ギラギラした目)のやつがおらん」って言ってましたね

礼二:はいはいはい

剛:僕らのときは、「面白くない」って先生に言われたら、「はぁ?(怒)」みたいな。「じゃあ(どこがダメか)具体的に言ってくださいよ!」みたいな

礼二:生意気やけどな(笑) そんなやつばっかりやったもんな

剛:「面白かったらいいんじゃないですか!?」みたいな、そんなやつが(今は)おらんねんて。もう先生が何を言っても「はい! はい!」て言ってメモる

礼二:あ~そこや

剛:タブレット持ってメモってるって。俺らは、先生が言うことを、どれだけ“それは違う”と思うかとか、言われたことに反発するとか、「次の授業のときに、もっと面白いやつ持ってこよう」とか、それぐらいしかなかったんだけど。今はもう違うよ? 真面目。(先生に)「ありがとうございます!」とか

礼二:俺らそんなに言うたことないもんな。ケンドーコバヤシなんて、ネタ中に出て行ったからね。ネタ中に急に馬鹿らしくなって

剛:窓からね。「1人コントやります! 窓から飛び出す!」っていうのやって。で、そのまま帰るっていう(笑)

礼二:そういうボケね(笑) 長いボケで、次の日にならないとツッコまれへんねん。「どこ行ってたんや!」っていう

剛:(次の日に先生から)「どこ行ってたんや、小林君」って言われて。(ケンドーコバヤシが)「いや~帰ってました、すいません」って言って(笑)

礼二:(今の真面目な若手より)そっちの方が面白いとは思うんだけどね

先生の言うことを聞いて真面目に取り組む最近の若手たちの姿勢を見て、「(お笑いを観に来る)一般のお客さんは、普通の真面目な人間は観たくないわけやから」「お金を払って、変な人を観て来ているわけだから」と、お笑いに対しての2人なりの考えを語った。

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