元サッカー日本代表・武田修宏が結婚できない理由
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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、元サッカー日本代表でサッカー解説者の武田修宏が出演。自身のプライベートとサッカーの魅力について語った。
黒木)今週のゲストは元サッカー日本代表、サッカー解説者の武田修宏さんです。
武田さんといえば「ザ・サッカー」という感じですね。2018年もあと少しですが、今年の日本サッカーはどうでしたか?
武田)今年はロシアでワールドカップがありました。ワールドカップ2カ月前に日本代表の監督が変わりました。そのなかでベスト16と、南米のコロンビアチームに、アジアで初めて日本が勝ちました。だから、サッカー界にとって非常に良い年だったと思います。
黒木)監督が代わったことも大きかったのですか?
武田)それも大きかったと思います。日本人の監督になったことで、チームが1つになった。前の監督が悪いわけではないですが、いい方向に向かいました。
黒木)チームを1つにさせることについて、何か戦略はあったのですか?
武田)2カ月ということで、戦術うんぬんではなく、中心となる選手を気持ちよくプレーさせることによる全体の人間マネジメントが、西野監督は非常に上手かったです。
黒木)プライベートはどうなっているのですか?
武田)相変わらず51歳独身です。
黒木)「結婚しない」というポリシーですか?
武田)結婚したいのですが、サッカーが恋人で、なかなかそういう感じになれないです。
黒木)でも、サッカーが恋人と言われても……。
武田)すべてサッカーにかけていますから。理解してくれる方はなかなか難しいかもしれないですね。
黒木)そういう100%サッカーを愛している武田さんを、愛してくれればいいということですか?
武田)そうですね。いろいろなものは幸せにならないから。サッカーがすごく幸せで、その分プライベートがそこまで上手く行かないな。
黒木)いちおう婚活中ですか?
武田)結果が出ないですけれどね(笑)。積極的に行かないと何も起きないから、フェアプレーで頑張っています。
黒木)小学1年生の頃からサッカーをやっていらした。愚問かもしれませんが、サッカーの魅力は何ですか?
武田)現役ではピッチに入ったとき、パスで行くかドリブルで行くかとか、瞬間で判断できるのがすごく楽しい。小学生のときは、テクニックは無くてドリブルやトラップは下手でしたが、スピードのある選手でした。小学6年生の頃は50メートル走を5秒09でしたからね。でも、そういう選手が下手でも活躍できるのが、「サッカーって面白いな」と思いました。上手い選手が活躍するだけではなく、いろいろな選手が活躍できるのが魅力です。
黒木)そして、チームプレイもある。足が速い人は足で稼ぐのですか?
武田)そうですね。足が速い人だけ11人集めてもチームは勝てない。パスをつなぐ選手や点を取る選手、守る人がいてチームとなります。そういう意味で、僕は面白いなと思います。
武田修宏/元サッカー日本代表、サッカー解説者
■1967年・静岡県浜松市出身。
■小学校1年生からサッカーを始め、中学校3年生でジュニアユース日本代表に選出。
■サッカーの名門・清水東高校に進学し、1年生で出場した全国高校サッカー選手権で準優勝。類まれなるセンスと技術で一躍注目を浴びる。
■高校卒業後、読売クラブ(現:東京ヴェルディ)に入団。
19歳で日本代表に選出され、名実ともに日本を代表する選手として活躍。
■1993年(平成5年)のJリーグ発足時には、その甘いルックスもあり、時代を象徴するモテ男として世の女性たちを夢中にさせた。
1993年のサッカーW杯予選では「ドーハの悲劇」を経験。
■2000年にはパラグアイのチームに移籍。
■2001年に現役引退。現役通算で、新人王、MVP、4度のベストイレブンを受賞。
■引退後はサッカー解説者として活動。タレントとしても数多くのメディアで活躍。
■2006年には日本サッカー協会公認S級ライセンスを取得。
(※サッカー指導者の最高位の資格。日本代表でもJリーグでも監督ができる)
番組情報
毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳