【月イチ連載コラム:工藤大輝と偶像音楽論(通算 第29回)】
2019年が始まって既に1ヶ月が経とうとしています。
時の流れが早い。
体感的なものもあるかもしれませんがそれだけじゃなく、年々音楽そのものも消費されるスピードが早くなっていることも関係あるのかなと感じています。
例えばYouTuberなどの動画コンテンツプレイヤーの新作のリリーススピードと言うのは平均して大体1週間に1回。対してスタンダードなリリースだと多くて3ヶ月に1回。これは勝てないですね。
しかし、今の時代の性質上ある程度短いスパンで作品をリリースしていくことはマストになってきているような気がします。故に配信先行だったり配信オンリーだったりとかでスピード感のある制作をしている人達は沢山います。
そんな中、今年に入ってから数日の内に連続でミュージックビデオをリリースしたグループがいました。
kolme
The liar
Tie me down
Why not me
一人一人にフォーカスされたものですが、ロケーションが一緒なのに全く異なる作品に仕上がってはいるものの、しっかり連結している、とても良いMV達になっていると思います。
このスピード感は凄まじいです。セルフプロデュースを全て自分達で行う人達だからこそできる技だと思っていて、この為に毎度曲の段階から外注していたら予算も間に合わないし時間もかかります。
kolmeの3人だからこそできるアイデアで、本人達がそれを理解して活動しているということが素晴らしいなと思います。観ていて作品に信頼感と安心感がありますし、この先も悪い意味で期待を裏切るようなことはないんだろうなと思いました。とてもカッコいい。
2018年は解散や卒業ラッシュでしたが、今年はどうなるのか。kolmeさんを筆頭にまだまだ楽しみなグループが沢山いますので、今年も楽しみです。
と言うことで今回はこの辺で終了とさせていただきます。次回も楽しみにしていただけると幸いです。