アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』監督が語る 「脚本制作で最初にやるべきこと」

By -  公開:  更新:

3月11日(月)深夜放送のラジオ番組『ミュ~コミ+プラス』(ニッポン放送・毎週月−木24時~)に、アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズなどで知られる、アニメーション監督・塩谷直義が出演し、作品の作り方について語った。

アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』監督が語る 「脚本制作で最初にやるべきこと」

2012年にフジテレビ・ノイタミナ枠でTVアニメ第1期が放送されて以来、アニメ第2期、劇場版と続き、3月8日からは劇場版三部作『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』のラスト「Case.3 恩讐の彼方に__」が公開。さらにTVアニメ3期の制作も決定するなど、超人気シリーズを生み出した塩谷。そんな塩谷が脚本を制作する際のこだわりについて語った。

吉田尚記アナウンサー:塩谷監督は脚本に異常なこだわりがあったりするんですか?

塩谷:ある……と思いますよそれは(笑)

吉田:どの監督でもあると思うんですけど、塩谷監督の脚本に対する感覚は他の人と違うこだわりが(あるように感じる)

塩谷:分からないけど、一緒じゃないですか? ただ、脚本は脚本チームで作って、それに僕ももちろん監督として参加していて、お互いやりたいことってあるわけですよ。

吉田:脚本家のチームと監督でそれぞれということですね。

塩谷:ええ、でも作品のゴールって1点になるじゃないですか、ゲームじゃないからエンディングが変わることってないので。だから「ゴールはここなんだ」ってことさえまず決まっていれば、おのずとお互いがやりたいことを組み込んでミックスしていくっていう…。

吉田:頂上が分かってさえいれば登り方はどこからでも、という感じでしょうか?

谷:そうですね。それが(作品を作る上で)1番はじめに決めること、そして時間を掛けてやるべきことだと思います。

脚本家チームと連携を取り、最初に作品のゴールを決めることが重要だと語った塩谷。この話を受け、吉田が「ゴールが見えないことはないのか?」と尋ねたところ、塩谷は「なくもないけど、途中でもっと上があった事に気付くことがある」と応え、脚本作りの奥深さを語った。

番組情報

ミューコミプラス

毎週月曜〜木曜 24:00 - 24:53

番組HP

音楽、漫画、アニメなどのポップカルチャーをいち早くお届けするラジオ!「ミューコミプラス」

Page top