3月13日(水)深夜、ラジオ番組「AKB48のオールナイトニッポン」(ニッポン放送・毎週水曜25時~)に、AKB48の横山由依、岡田奈々、向井地美音、福岡聖菜の4人が生出演。同日、年に1度のイベント「AKB48選抜総選挙」を2019年は実施しないとグループ公式サイトで発表されたが、これについて出演した4人が今の心境と選抜総選挙の思い出を語った。
番組前半、横山が「今日は大きな発表がありましたね」と切り出し、「AKB48の選抜総選挙が今年は実施されません。去年で第10回だったので、今年は無いということなんですけど……」と報告。総選挙の思い出について、昨年2018年は5位にランクインし、世界選抜メンバーに選ばれた岡田は「ファンの方たちに選抜に入れてもらえて、一人でスタンドマイクの前で喋られるようになったことが、成長を自分自身で感じることができた」と、総選挙のおかげで成長ができたと回想。
2015年は圏外、2016年は97位、2017年には32位で大きく飛躍し、2018年は31位だった福岡は「どうしたらランクインできるか、SHOWROOMでやって(ファンに相談して)、その時の放送でファンになりました、っていう方がいっぱいで。ファンと一緒に作戦を立てて、それが転機となって ランクインすることができた」と、ファンが増えるきっかけになったという。
昨年13位で世界選抜メンバーに選ばれた向井地は「『翼はいらない』のシングルがあった後の総選挙で、自分が何位にランクインできるかすごくプレッシャーがあったんですけど、そこで初めて選抜入りの13位をいただいて。それが一番の思い出」と語った。(『翼はいらない』で、向井地は初めてAKB48のシングル表題曲のセンターを務めた)
横山は、2010年は圏外、2011年は19位の大ジャンプアップを見せてそこから順位を落とすことなく、昨年は6位を獲得した。過去の開票イベントでは、過呼吸になってしまうほど重圧を感じることもあったが、自分の人生を変えてくれるものだったと振り返った。
横山:私は総選挙で育ててもらって。初めて「Everyday、カチューシャ」っていう曲で選抜メンバーに入れてもらい、その前の年は研究生で圏外だったから、プレッシャーがめちゃくちゃあって…
岡田:そうですよね。
横山:絶対に選抜に入らないとやばい、って思っていた時に19位で選抜入りして「フライングゲット」っていう曲を歌わせてもらったけど、あの(総選挙の)スピーチで……(笑)
福岡:懐かしい!
横山:人生で初めて過呼吸になって震えちゃって。
向井地:小鹿芸(笑)
横山:芸じゃない(笑)。それから(ファンに名前を)知ってもらえるようになった。どんどん上を目指そうと皆思って 。
向井地:うんうん!
横山:今日、(AKB48の)田口愛佳ちゃんっていう後輩の子からメールがきて、『総選挙が今年ないんですね。悲しいです』ってお話を送ってきてくれて。『目標で今年こそ絶対に(選抜に)入りたいって思っていたので』って。
岡田:チャンスですもんね。
横山:そう、だから若いメンバーだったり私たちも、ガラリと変わることがあったじゃない? 苦しいっていうのもあるんだけど、ファンの人も一緒に応援してくれていたから、楽しみにしてくれていた方には残念な気持ちにさせてしまったんですけど。でも、違う形とかでね。
向井地:そうですね!
横山:もっと一丸にならないといけない時かなと思うので、ファンの方とメンバーとスタッフさんと、一緒に楽しめるようなグループにさらにできたら良いなって。頑張ろうね! 楽しくやっていきましょうね!
また番組では、「AKB48のオールナイトニッポン」最終回(3月27日(水)深夜)までわずかに迫り、リスナーから寄せられたこれまでの名場面を、メンバーと一緒に振り返った。