映画パーソナリティ・活躍するコトブキツカサが、Webラジオ「コトブキツカサのオールナイトニッポンi(第84回)」に出演し、「第91回アカデミー賞」授賞式前日の貴重な体験について語った。
コトブキは授賞式が行われるハリウッド・ドルビーシアターで取材と撮影を行うため知人のTVディレクターらと3人で渡米。
今回、日本映画界からは是枝裕和監督の『万引き家族』が外国語映画賞、細田守監督の『未来のミライ』が長編アニメーション部門にノミネートしていることもあり、事前に現地でインタビューすることは可能か配給会社などに確認していたが、スケジュールがないと返答があったという。
「昨年は、授賞式前日に辻一弘さん(映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で第90回アカデミー賞のメイクアップ&ヘアメイク賞を受賞)と偶然にも遭遇し、ツーショット写真を撮ることが出来たんですが、それは単なるラッキーだった。それでも、今年もそんなことがあればいいなと思って、前日に行われる関係者イベントの会場に行ってみたんです」
軽い気持ちで現地場で行ってみたところ、今年も奇跡が起きたという。
「そのミーティングは誰が来るかわからないし、そもそもコンサート会場のようなものなので、VIPは関係者入り口から入るので会うことはない。そのはずだったんですが、2時間ぐらい待っていたら日本人らしき人たちが数人やってきた。そのうちの一人をよく見たら…細田守監督だったんです。思わず声をかけました。数年前にインタビューをさせて頂いたことがあるんですが、日本から来ましたと伝えて数分間お話をさせて頂き、一緒に写真も撮ることもできた。こんなことが2年連続であるんだなと自分でも驚きました」
その日行われたイベントではノミネートされた関係者が公開でディスカッションを行うコーナーが。コトブキは、ここでの細田監督の言葉にしびれたと語る。
「現在のアニメ業界はほとんどがデジタル。宮崎駿監督が今、手書きで長編アニメーションを作っていますが、今回が最後だろう。自分も今後はデジタルに移行していくと思う。しかし、手書きでのアニメーションの素晴らしい文化は残していきたいと思っています」
このスピーチに対し、会場にいた外国人アニメーターたちから大拍手が起こったという。
「周りにいたディズニー、ピクサー、ドリームワークスなど一線のクリエイターたちが絶賛していた。彼らはデジタルのアニメの最前線で活躍している人たちだけど、手書きへの愛情は皆あるんだなと感じた瞬間でした」
また、番組の中では授賞式の中継を行うパブリックビューイングの会場で、『セックス・アンド・ザ・シティ』のミランダ役のシンシア・ニクソンが前列に座っていたというエピソードについても語った。
【タイトル】コトブキツカサのオールナイトニッポンi
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【ハガキ】〒100-8439 ニッポン放送 『コトブキツカサのオールナイトニッポンi』係
【配信日】毎週木曜日
【第84回URL】https://i.allnightnippon.com/p/e_anni_kotobuki_084