6月3日(月)深夜放送のラジオ番組『ミューコミプラス』(ニッポン放送・毎週月−木24時~)に、音楽プロデューサーで、パンダの覆面をかぶったミュージシャンとして活動するジェームズ・パンダJr.が出演し、過去にスリランカで刑務所に投獄されたという驚きのエピソードを明かした。
ジェームズ・パンダJr.は、2012年にPANDA 1/2 というユニットのメンバーとして、配信限定シングル『ぼくらがスリジャヤワルダナプラコッテへ旅に出る理由』をリリース。その頃ちょうどジェームズは、「日本とスリランカ(スリジャヤワルダナプラコッテが首都)が国交60周年の記念事業を募集する」という知らせを現地の日本大使館のホームページで発見し、それに応募したのをきっかけにスリランカへ行くことになったという。しかし、思わぬ事態により、現地で投獄される羽目になってしまったと語った。
吉田尚記アナウンサー: スリランカへの愛情を日本に伝えるために、スリランカから日本のファンの人たちにエアメールでハガキを送ろうとして、それが運命の別れ道だったんですよね?
ジェームズ: 別れ道でしたね。(ハガキに描いてあった)図案がダメよと
吉田:スリランカの国旗って、ライオンが剣を持ってるんですよね。そのライオンの部分をパンダに変えてパロディにして……
ジェームズ:パンダが日本とスリランカを繋ぐぞという思いで、それを郵便局に持って行ったら「これはイリーガル(違法)だぞ」と。そしたらいつの間にか警官が来て、「これマズイんじゃないの!?」ってなって、そのまま警察署に連れられて
吉田:スリランカでは国旗の改変が大罪なんですよね
ジェームズ:そう、「何人も国旗と国歌を改変してはならない」っていう憲法に反してるらしくて、それを犯しちゃったんです。次の日、護送車が来て、「まさか……?」と思って乗って行ったら、『PRISON(刑務所)』って書いてあるわけですよ
その後ジェームズは、「刑務所内で38人部屋に入った」「日本で会社を経営しているという理由から、日本のビザを欲しがる囚人たちから好待遇を受けた」など、様々なエピソードを披露。どうやって日本に帰って来たかなど、放送で語り切れなかったエピソードの全容は、糸井重里が主宰するウェブサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』で、吉田のインタビューと共に読むことができるという。
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