6月27日(木)深夜放送のラジオ番組『ミューコミプラス』(ニッポン放送・毎週月−木24時~)に、声優の片山福十郎が出演し、アニメ『ピンポン THE ANIMATION』の声優オーディションを受けた当時を振り返り、自身の“ある行動”が合格のきっかけとなったことを明かした。
声優として初めて出演した作品が、松本大洋のマンガを原作として2014年にアニメ化された『ピンポン THE ANIMATION』の主人公・星野裕(ペコ)役だったという片山。その声優オーディションを受けた際に、合格のきっかけとなった自身の行動について語った。
吉田尚記アナウンサー:湯浅政明監督といえば、最新のCGとは対極にあって、人の手を使って味のある線でアニメーションを作る方ですよね。片山くんの雰囲気や表情ってすごく湯浅監督っぽいと思うんです
片山:『ピンポン THE ANIMATION』で初めて声優のオーディションを受けたんですけど、スタジオの入り口が防音のために扉が2枚あって。「どうぞ」って言われて扉を開けたらもう1枚扉があったので「もう1枚はまだ入っちゃいけないのかな」と思って、扉と扉の狭い空間でずっと待ってたんです(笑)。そしたら2分後くらいに「片山くんはどこに行った!?」っていう騒動になったらしくて……。ブースの中にもいないし、外にもいないし「消えた!?」 って……
吉田:あははは(笑)
片山:でも後から湯浅監督が、その雰囲気やキャラ性・面白さがペコに繋がったと仰っていたんです
吉田:細身な感じとか、半ズボンが似合いそうな感じとかも、湯浅監督の作品っぽい雰囲気を出していますよね
初の声優オーディションで勝手が分からず、防音ドアの間でジッとしていたのが、結果として『ピンポン THE ANIMATION』の主人公を演じることに繋がったと振り返った片山。また、そもそも邦楽囃子方名取「住田福十郎」としても活躍する片山が声優への道を目指したのは、中学・高校時代にゲームに没頭したことがきっかけであるという話も明かしていた。
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