King Gnu井口理の考える、“人を思いやる気持ち”とは

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7月18日(木)深夜、4人組ロックバンドKing Gnu(キングヌー)の井口理(Vo./Key.)がパーソナリティを務めるラジオ番組「King Gnu 井口理のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週木曜27時~)が放送。同日、京都市伏見区のアニメ制作会社で発生した放火事件について触れ、心境を語った。

King Gnu井口理の考える、“人を思いやる気持ち”とは

番組冒頭から「今日の……京都で起きた放火事件、みなさんご存知かと思うんですけど」と語り出した井口。その日はレコーディングブースにいながらニュースの詳細追っており、同じクリエイターとして深く傷つく内容だったと話した。

「本当に心が痛むというか、何て言ったらいいんでしょうね……。

僕らも音楽を作っていて、制作会社で働いている方々もアニメを作っている。それは誰も人を傷つける為に作っているんじゃなくて、作品がどうしたら良くなるかとか、どういう人が見てくれてとか、そういうことをずっと考えて、ただただ必死に作っているという方々だと思うんですよ。僕もそうだし、King Gnuのメンバーもそうだし……。そういう中で今回のことは、詳細は僕には分からないですけど、ものすごく考えないといけないなと感じました」

事件について一日中考え、このラジオの中で触れるかどうかも悩んだそうで「今日僕が、いつものようにラジオをやっていくことは嘘になるんじゃないかという気持ちがあって、ものすごく悩んだんですけど」と語った。

先月6月、井口は「King Gnu 井口理のオールナイトニッポン0」の中で、メンバーの勢喜遊や友人8人を招いて、実家の田植えをしたエピソードを語っていたが、今回の事件を受け、その時の友人の言葉が思いだされたと語った。

「実家の長野に田んぼがありまして、友達を連れて田植えをしに帰ったんですよ。田植えが終わった夜、みんなでバーベキューをしたんですけど、そこで『踊Foot Works』というバンドのラッパーのPecoriが言った言葉があって、『みんなの親の番組を撮れたらいいなと思っている』って話をしていて、『なんで?』って聞いたら、Pecoriが『みんなの親やその人の親を紹介したら争いごとがなくなるんじゃないか』って言っていて、ずっとその言葉が思い出されていて。

もしかしたらそういうことで戦争はなくならないかもしれないけど、“人を思いやる気持ち”ってそういうところだよな、ってすごく思って。この間、母親からも連絡があって『彼が言った言葉は本当に良い言葉だったよね』って言って。『俺もそう思うよ』って言いました」

その後、リスナーから届いた反響も紹介し、人間関係や他人への思いやりについて、メール一つ一つに丁寧に向き合って回答した。

放送後のSNSでは「とても気持ちが揺さぶられる回でした」、「自分の息子達にも井口さんのように他者を思いやれる人になって欲しいです」、「本当に考えさせられました。たくさんの人に聞いてほしい。」と、“誰かのことを本気で考え、思いやることについての大切さ“を語った内容に共感の声が並んだ。

 

なお、7月25日(木)27時から放送の「King Gnu 井口理のオールナイトニッポン0(ZERO)」には、メンバーで井口の“同居人”でもある新井和輝(Ba.)がゲスト出演し、King Gnuの新曲「飛行艇」がフル尺で初オンエアされる。

番組情報

King Gnu井口理のオールナイトニッポン0(ZERO)

毎週木曜 深夜 3:00 - 4:30

番組HP

「King Gnu」のボーカルキーボード井口理が、毎週木曜日の深夜3時のオールナイトニッポン0(ZERO)を担当!とっても良い声で、とってもおもしろラジオをお届けします。

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