9月2日(月)深夜、堀内健と出川哲朗がパーソナリティを務めた特別ラジオ番組「堀内健と出川哲朗のオールナイトニッポン」(ニッポン放送・25時~27時)が放送。自分たちの番組の放送頻度アップを希望した。
2人は2015年から年1回、4年連続でニッポン放送で深夜の生放送に挑戦してきたが、2016年、2017年は“オールナイトニッポン”ではない番組枠で放送されたため、“オールナイトニッポン”に強い憧れを持つ2人はこのとき悔しがっていた。このため昨年に続き深夜1時からの “オールナイトニッポン枠”で放送できる今回の放送に喜びを感じているはずなのだが、そうは思えない堀内の行動に出川が疑問を呈するところから番組は始まった。
出川:ホリケン、今日またサンダルで来ただろ(苦笑)! 芸人にとって聖地だよ、“オールナイトニッポン”は。この“オールナイトニッポン”やりたい人がどれだけいると思ってるの? それをやっと俺たち、またできるようになったのに! 1回目の時は俺も(ニッポン放送に来る)途中までサンダルだったんだけど「やばいやばい、“オールナイトニッポン”のメインパーソナリティやるのにサンダルなんて失礼だ!」と思って、一回家に戻って靴に履き替えてきたんですよ、俺は。
堀内:おー さすがー!(拍手)
出川:1回目の時、ホリケンさ、サンダルで来て怒られたでしょ。なんで1回目あんだけ怒られたのに、また今日サンダルで来てんの?
堀内:ちょっと今日……忘れちゃったんですよ
こうして履物にまでこだわりを持つほど“オールナイトニッポン愛”を持つ出川にとって、パーソナリティ自ら、スポンサー名の「提供クレジット」を読み上げるという伝統も“憧れ”の大きな要素の一つであるが、緊張の中、何とか読み上げて、こちらも“憧れ”であるオールナイトニッポンのテーマ曲『ビタースウィート・サンバ』が流れる中、番組がスタートした。
番組本編内では、リスナーからの人生相談に回答。「女の子を誘うためのカッコいい言葉を教えてほしい」という相談に、堀内は「家に珍しい動物がいるから見に来ない?」、出川は「俺は『抱きたい!』って言っちゃいます。俺、ほんと駆け引きしないのよ」と回答。他にも、キスをするタイミングに対して出川が「自分がキスしたいと思った時がタイミングだ!」とリスナーに指南するなど、珍回答ばかりが並んだ。
また、貴重な今回の“オールナイトニッポン”の枠は、レギュラーパーソナリティである菅田将暉の“代演”であることから、菅田に感謝を述べ、彼の魅力も語る場面もあった。
堀内:菅田君はね、本当にいい子! 芸能人ぶらない。しかも(『しゃべくり007』(日本テレビ系)に菅田がゲストに来た時)『スギちゃんの言い方をしてみて』って言ったら、『スダちゃんだぜ?』って言って対応してくれる。バラエティの勘もあって、やっぱりすごい!
出川:俺が初めて会ったのは5年くらい前かな。菅田君が売れ始めた時。俺みたいなクソ芸人の楽屋に、わざわざ挨拶しに来てくれる。それが、菅田将暉。みんな、さんまさんとかダウンタウンさんの楽屋には挨拶に行きますけど、たかだかひな壇芸人の、このレベルの所に挨拶には来ませんよ? でも、来るんだよ。なぜなら菅田将暉だから!
堀内:いい子だなあ~。
出川:いい子でしょ? 『ダウンタウンなう』(フジテレビ)を見て思ったけど、彼はちゃんと芸人をリスペクトしている。
堀内:そう!
出川:菅田君はお笑いが大好きだから。
なお、この話題についてはニッポン放送で9月7日(土)14時から放送された生放送番組「Billboard JAPAN HOT100 COUNTDOWN」の中で、パーソナリティの天野ひろゆきが触れており、「たぶん菅田君がリスペクトしているのは、さんまさんやダウンタウンさんのような芸人さんだと思う」と語ったところ、出川本人から「いや、菅田君はお笑い芸人全員をリスペクトしてるんだ。気を抜いていると(俺はラジオを)聴いてるぞ!」という“怒りのメール”が番組中に届いたという後日談もある。
ところで、最後の「提供クレジット」を滞りなく読み終えて生放送を終えた2人は、ディレクターなどと朝まで“反省会”。番組のエンディングでも堀内が口にしていたが、「年に2回やりたい!」と飲みの席でも2人は改めて言っていたとディレクターが明かしており、「オールナイトニッポン」への“憧れ”はさらに強くなったようである。