大型の美術展ラッシュのこの秋、絶対に見逃せないのは?
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10月19日のニッポン放送「八木亜希子LOVE & MELODY」では、「この秋、絶対に見逃せない美術展」を紹介した。
今秋は、大型の美術展が多い“当たり年”
同番組に出演したアートテラー・とに〜氏によると、2019年秋は大型の美術展の開催が多いといい、以下のようなラインナップとなっている。
<ゴッホ展>
■上野の森美術館(2019年10月11日~2020年1月13日)
~7年ぶりに<糸杉>が来日。
<御即位記念特別展「正倉院の世界ー皇室がまもり伝えた美ー」>
■東京国立博物館 平成館(2019年10月14日〜11月24日)
~奈良でしか開催されない「正倉院展」が、30年以上ぶりに東京で開催。
<横浜美術館開館30周年記念 オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち>
■横浜美術館(2019年9月21日~2020年1月13日)
<特別展「コートールド美術館展 魅惑の印象派」>
■東京都美術館(2019年9月10日~12月15日)
「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」
その中でも、とに〜氏のイチオシは「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」。
バスキアは、1980年代のアメリカ・ニューヨークで活躍した伝説のアーティスト。アンディ・ウォーホルやキース・ヘリングとも交流があった。
日本では、ZOZOの前社長・前澤友作氏が123億円で購入したことで話題になったバスキア作品。この前澤氏をはじめとした個人蔵の作品を含め、130点が来日する、日本オリジナル展。
バスキアは27歳で亡くなったが、生前3回来日。「プラスティックのサックス」という作品の中には、ひらがなで「おりが」という文字が見える。これは、バスキアが日本で折り紙に感動したからだとか。
ほかにも、五重の塔を描き込んだり、「Yen」という言葉が好きで作品に盛り込んだり……日本のゆかりのある作品も展示されている。
バスキア作品には、骸骨が描かれることが多いが、これはバスキアが7歳で入院していた時、母親が解剖学の古典的な教科書「Gray's Anatomy」をプレゼントしたのが大きく影響していると言われている。
【バスキア展 メイド・イン・ジャパン】
2019年9月21日(土)~ 11月17日(日)
森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
https://macg.roppongihills.com/jp/exhibitions/basquiat/
八木亜希子LOVE&MELODY
FM93AM1242ニッポン放送 土曜8:30-10:50
番組情報
あなたのリクエスト曲にお応えする2時間20分の生放送!
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