画家の神津善之介が、1月6日(月)放送のニッポン放送「垣花正あなたとハッピー！」内のコーナー「ゲストとハッピー！」に出演し、画家の道に進んだ際の父親とのエピソードや母・中村メイコについて語った。

左から神津善之介、那須恵理子、垣花正

父は作曲家の神津善行、母は女優の中村メイコ、そして長女は作家の神津カンナ、次女は女優の神津はづきと芸能一家に育った神津。元々モノ創りの仕事がしたかったが、当初は画家ではなく映画監督になりたかったそうだ。ところが、集団でのモノ創りが苦手だったため、「自分一人で完結するもの」という観点から画家の道に進むと決めた神津だが、父の神津善行はあまり賛同していなかったという。

「実は、武蔵工業大学（現：東京都市大学）っていう理工系の大学に通っていたので、親父はてっきり理工系の仕事をすると思っていて。『（芸能一家の）神津家の中では唯一まっとうな人間になる』と思ったらしいんです。でも血は争えないのか……。画家になると告げた時は、ちょっと悲しんでましたね」

また、番組パーソナリティの垣花正は、以前神津の個展を鑑賞した際、母・中村メイコの肖像画が印象的だったという。

「（いつも笑っている）メイコさんが笑っていないんですよ」

描かれているのは、普段のメイコのイメージとは一変して“酒に酔っ払ってテーブルに突っ伏している姿”だったという。神津は「彼女は女優さんですから、作り笑顔が多いので素の彼女を描きたかった」と、この絵を描いた理由について明かした。

さらに、母・中村メイコについて「昭和の天然記念物みたいな人なので、1日でも長く生きてくれればなと思いますね」と照れ臭そうに語った。

なお、神津善之介の画集『神津善之介 画集』が1月25日に東京堂出版より全国の書店で販売される。さらに、「松屋銀座８階イベントスクエア」では1月22日(水)から27日(月)まで個展を開催。芸能一家に生まれその独特の感性で作られた絵画の数々を鑑賞してみてはいかがだろうか。

「スヴェンソン presents ゲストとハッピー！」
ニッポン放送「垣花正 あなたのハッピー！」内で毎週月曜日9時36分頃に放送
パーソナリティ：垣花正
番組HP：http://www.1242.com/happy_svenson/