タレントの磯山さやかが、3月29日に新型コロナウイルス感染症による肺炎で亡くなったお笑いタレントの志村さんとの長年にわたる共演を振り返った。
4月3日、磯山はレギュラー出演するニッポン放送「ラジオビバリー昼ズ」に生出演。番組の冒頭、高田文夫、松村邦洋とともに、志村さんの思い出話に花を咲かせた。
「磯山は10年やったんだろ?」
テレビや舞台など様々な企画で志村さんと共演してきた磯山に高田は問いかけた。
「はい。『志村魂』という舞台からのお付き合いだったんで。ここ最近だと『志村でナイト』(フジテレビ系)っていう深夜の番組をやらせていただいてたんで2週間に1回ぐらいで収録があって、『(志村けんの)バカ殿様』『(志村けんの)だいじょうぶだぁ』(ともにフジテレビ系)と交互に2時間にスペシャル番組があって、夏には舞台(『志村魂』)があったので、すごく間隔をあけて会わないってことがなかったんで……。今のところ『今度、“バカ殿”かな?』ぐらいのイメージでいるので、あんまりまだ(実感がなくて)」
志村さんが亡くなったことにまだ実感が湧かないことを明かす磯山。すると高田も「湧かないんだよね、国民みんなが。志村さんがいないっていう実感」と同意。そして4月1日に放送された『志村けんさん追悼特別番組 46年間笑いをありがとう』(フジテレビ系)の視聴率が21.9%だったことに触れ、これだけの人が見たということで「あぁ、やっぱり亡くなったんだな」と感じたという高田。
同番組の中でかつての人気番組『ドリフ大爆笑』(フジテレビ系)のコントが紹介されていたことに松村が触れると、高田は「あの番組が最初に“笑い声”を(後付けで)入れた。(観客のいない)スタジオコントで。発明だね」と、流石のエピソードを明かした。
そして高田が「志村さんとの仕事はしばらくなかったわけだよな?」と訊くと、磯山は志村さんの“新作コント”へ懸ける想いを代弁するように答えた。
「1か月ぐらい前の『志村でナイト』の最終回の収録が最後になってしまったという感じですね。新作コントが、そこで最後だったっていう……。『だいじょうぶだぁ』とか『バカ殿様』って昔からのコントをリメイクしたりとかしていますけど、深夜の番組は新作コントということでやってたので」
また、その収録は2月20日の志村さんの誕生日に近かったこともあって、「お誕生日おめでとう、っていう感じもあったので……」と磯山は語った。
さらに、「今年も、舞台(の予定)がありましたからね」と磯山が明かすと、高田と松村も、志村さんが山田洋次監督の映画『キネマの神様』で菅田将暉とW主演を務める予定だったことや、3月30日にスタートしたNHK朝の連続テレビ小説『エール』での志村さんの収録も進んでいたことに触れ、多方面での活躍の真っ最中だったことを残念がった。
番組情報
高田文夫先生と、キャラクターの濃~いパーソナリティがお送りする「昼休みのお笑いバラエティー」ラジオビバリー昼ズ!