芸人の浜ロンが、6月22日(月)放送のニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」内のコーナー「ゲストとハッピー!」に生出演し、自身の著書「ダ名言」について語った。
浜ロンは、現在事務所の大先輩であるくりぃむしちゅー・上田晋也の運転手兼付き人を勤めながら、ネタ番組等にも精力的に出演。自身の著書「ダ名言」を出版するきっかけにもなったという、恩人・上田とのエピソードについて明かした。
浜ロン:ある日、運転してる時に上田さんから「○○芸人という、自分の名刺になるような芸風をつくったほうがいいよ」って言われたんです。
垣花正:「〇〇芸人」。そこから自分のキャラクターをどうやって見つけたんですか?
浜ロン:自力じゃ厳しいから、自分のことを知っている芸人、20人ぐらいに一人ずつ会って「自分の良かったところ」、「悪かったところ」を教えてもらったんです。
垣花:自分で、自分のことって意外と分からないですよね。そこでどんなアドバイスがあったんですか?
浜ロン:良かったところが「自分の趣味や想いを熱く語ってる時」、悪いところが「頑張りすぎて空回りしてるとき」って言われたんです。だから想いを語ろうということで、「自分はこう考えて生きています」ということをノートに書く「1行日記」をつけ始めたんです。
それを上田さんの番組で紹介したら「面白いじゃないか」って褒めてくれて。それからTwitterでつぶやき始めて、4年ぐらい続けてたらようやく書籍化になりました。
垣花:実はくりぃむしちゅーがまだ(改名前のコンビ名である)海砂利水魚だった頃に、(垣花アナは)毎週一緒に番組をやっていたんです。2人は本当に面白いのに、同年代のネプチューンさんやココリコさんに比べて、なかなかブレイクしなかったんです。のちにくりぃむしちゅーでブレイクして、番組で一緒になった時に「良かったですね!」と話しかけたら「俺たちなんで売れたか分かってるんだよ」って言ったんです。
浜ロン:なんて言ったんですか?
垣花:「売れるのを諦めた」……今まで「なんで俺らが売れないんだ」「なんで面白さが分かってもらえないんだ」って思いがあったから、ひな壇とかで他の芸人さんが大声を出してても、「何が面白いの?」って顔をしてたらしいんです。でも開き直って一緒に「おい!おい!」って声を出すようにしたら、いい風に見られるようになったって言ってましたね。
浜ロン:そういえば上田さんは一時期、金髪に短髪で、ネックレスぶら下げてる時がありましたね。「諦めすぎだろ!」って思いましたけど(笑)
垣花:そんな、浜ロンさんが出した本の「ダ名言」ですけど、ここに書かれている自分の人生や幸せについての考え方が話題になっているんです。例えば「幸せのラインを下げれば、1秒後でも幸せになれます」。これはどういう意味ですか?
浜ロン:そうなんです。なんで「幸せに向かってのぼりつめなければいけないんだ」っていう。自分の幸せのラインを下げればすぐに幸せになれるんです。建物の中にいれば雨に濡れない。おにぎりを食べたらおいしい。幸せだって思いません?
垣花:この一言だけ聞くと「向上心ないなぁ」ってツッコまれると思うんですけど、そのあとに浜ロンさんの畳み掛ける言葉が面白いですよね。
番組では、著書の中から他にも“ダ名言”を紹介。「努力は必ず報われても寿命が迫ってきますからね。成功より夢を追うだけで楽しいというのがいい」「楽な方に逃げるなと言いますが、楽な方に目指すものがある」「私がノリ悪いのではなく、あなたのノリが嫌いなんです」と、浜ロンの独特の感性から生み出された“ダ名言”の数々に、垣花も共感。「浜ロンさんは、これだけ書いていれば良いというスタンスなんでしょうけど、やる気になればもっとお仕事増えそうですね。」と褒め称えると、「こんな言葉を書いてる芸人が売れたら、全然面白くないですよ。生涯・質素です。」と笑い飛ばした。
番組情報
ニッポン放送「垣花正 あなたのハッピー!」内で毎週月曜日9時36分頃に放送。
垣花正が様々なゲストを招いてお話を伺うゲストコーナーです!