一生に一度お目にかかるだけで幸福? インド政府公認のシッダーマスターとは

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7月5日(日)、女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)が放送。インド政府公認で、瞑想の最高のステージに達したヒマラヤ大聖者シッダーマスターで、“ヨグマタ”の称号を持つ相川圭子さんをゲストに迎えた。

一生に一度お目にかかるだけで幸福? インド政府公認のシッダーマスターとは

インドでは最大の聖者協会から、ヨガと瞑想の最高ステージに達した人だけに贈られるシッダーマスターという称号を手にした相川さん。人格的なものを高めるため、5000メートルもあるヒマラヤの山に行き、苦しい修業を経て感じた、悟りや、修行者を尊ぶインドのカルチャーについて語った。

戸田:今のお住まい、生活の拠点は日本なんですか?

相川:そうです、日本に住んでいます。

戸田:シッダーマスターという称号が、女性に贈られたのは相川さんが初めてで、また現在、相川さんを含めて、たった2人しかいらっしゃらないそうですね。

相川:はい、究極のサマディという意識状態、私たちの意識には段階があるんですが、悟りのステージで、それを体験した者ということで、ヒマラヤの聖者になるということなんですけど。心を清めて体を清めて、そして心を越えて源にある存在、それがすべて宇宙を作り出していく、そういう意識があるんですね。それと一体になっていろいろ能力を高めて、苦しみを超えて、究極のサマディに達した人がシッダーマスターということで讃えられます。

一生に一度お目にかかるだけで幸福? インド政府公認のシッダーマスターとは

戸田:サマディという言葉ですが、これは“悟り”と理解していいんでしょうか?

相川:はい。本当の自分を悟る、気付くということなんですけど、大概の人は心が自分だと思っていたり、体が自分だと思っていたりして、自分に命を与えている存在を意識していないんですよね。いろいろ気づくことも悟りとも言うんですけど、自分の源に帰っていくことを究極のサマディです。

戸田:そういうことなんですね。

相川:これにもステージがあって、心のサマディもあるし、体のサマディもあるんです。魂と一体になるのもサマディ。自分自身を知る、悟るということなんです。

戸田:インドでは一生に一度でも、このシッダーマスターをお目にかかるだけでも幸福になると言われているんですよね。

相川:聖者のお祭りがあって、そういう修行者を尊ぶカルチャーなので、聖者の行進というのがあり、ガンジス川で沐浴、水を浴びてお清めを聖者が最初にして。その後に一般の人がするんですが、その時に行進した土をみなさん集めて、お家に持って帰ります。3年に1回行われる1か月間のフェスティバルで、一億人の方がおいでになる。だから聖者を尊敬するカルチャーがすごくあるんです。

戸田:はい。

相川:自分達の代わりに祈ってくださるということで、自分達は社会の仕事をしなくちゃいけないので。聖者はみんなの幸せを祈って、自分の体を道具として修行をして、いいエネルギーのパイプになって、みんなを清めていくという、そういう役割分担ができているんです。特にこのヒマラヤ聖者はそれになりきっているということで、すごく尊ばれるんです。

番組情報

戸田恵子 オトナクオリティ

毎週日曜 14:00-14:30

番組HP

女優・戸田恵子が大人のクオリティ・オブ・ライフ(上質で豊な生活)をエンジョイするための「人・モノ・コト」にフォーカスする番組です。
大人の会話が弾むプチトリビア、大人が生活に取り入れたくなる情報をお届けする30分。ぜひお付き合いください。

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