7月11日(土) 深夜、お笑いコンビ・鬼越トマホークの坂井良多と金ちゃんがパーソナリティを務めるラジオ番組「鬼越トマホークのオールナイトニッポン0（ZERO）」（ニッポン放送・27時～）が放送され、2人がHOUND DOGの大友康平にキレられた思い出を語った。

鬼越トマホークは、3月に行われた『オールナイトニッポン0（ZERO）～決戦！お笑い有楽城～』で優勝して『オールナイトニッポン0(ZERO)』のパーソナリティ権を勝ち取り、5月に初めて番組を担当。今回はそれに続いて、早くも2回目の『オールナイトニッポン0(ZERO)』登場となる。

前回の放送では得意の毒舌トークが多くの反響を呼び、2人の元には東野幸治やくりぃむしちゅー・上田晋也など先輩芸人からも反応がきたとのことだが、今回の放送でも冒頭からエンジン全開。LINEで同じスタンプばかり送ってくるというプロレスラーのオカダ・カズチカに対し「オカダさんのLINEは面白くない（笑）」と毒を吐いたり、アンジャッシュ・渡部建の不倫騒動に独自の視点から切り込んだりと、鬼越トマホークらしいトークを連発した。

また今回の放送では、「キレられた思い出」というテーマでリスナーからメールを募集。募集するにあたってまず自身の体験を聞かれた坂井は、大友康平とのエピソードを挙げた。

金ちゃん：良ちゃん（坂井）はキレられたことあるんじゃない？

坂井：あ～喧嘩芸やってて、正直怒られたこと1回もないんですよ。

金ちゃん：あ～そっかそっか。

坂井：『ものまね』のテレビ番組で、ものまねなんかできないけど芸人が出るじゃん？ネプチューンさんが司会だったときのそれ（『「ものまねグランプリ」なるか世代交代！嵐の下克上SP』＜2016年4月5日　日本テレビ系＞）に出て、審査員が大友康平さんだったんだけど。

金ちゃん：あ～いたいた。

坂井：大友康平さんってさ、結構ボケたがりというかさ。

金ちゃん：そうね、ミュージシャンだけどボケるタイプの人だね。

坂井：ネプチューンさんが「大友さんどうですか？」みたいに振ったときに、必ずボケるじゃん。で、そんな面白くないけど。

金ちゃん：言うなよ（笑）

坂井：歌手だからさ。

金ちゃん：まぁまぁ、歌手だから別に面白くなくていいもんな。

坂井：それで、僕らがものまね披露したあとにさ、ネプチューンさんとのくだりが結構盛り上がって。

金ちゃん：そう、平場でね。

坂井：そう、桑マン（桑野信義）の悪口とか言ってさ。「桑マンのものまねなんて、この平成の時代にウケません」って（笑）　まだ平成だったから。

金ちゃん：そう、俺が桑マンのマネしてた。確かね。

坂井：いろいろ、ものまねタレントの人をディスったりしてたじゃん。「ものまねタレントの人は、全員痛いですから」みたいな。

金ちゃん：山本高広さんとかね。

坂井：そう、その流れでさ、ネプチューンさんが「大友さんどうですか？ こんなこと言われてますけど」って言ったら、大友さんがいつものボケモードに入って。ボケを今から言うぞ！ ってときにさ、俺が「まぁね、大友さんも終わっちゃった歌手ですもんね」とか言ったらさ。

金ちゃん：言ったな（笑）

坂井：言っちゃったんだよ。そしたらさ、「今、俺がボケてる途中だろうが！！」って。

金ちゃん：あはは（笑） そうだね、歌手だからもう……。

坂井：しかも、「ボケてる途中」って。

金ちゃん：そんなボケの人ダメよ、もう（笑）

坂井：でもでもでも、（大友さん）優しくて。何年も前で鬼越トマホークなんか、今より超無名のときで、たまたま見た目がいかついから、ものまねやれって言われて出ただけで、（大友さんに）一喝されてちょっと怖かったんだけど、その番組終わりでさ、わざわざ大友さんが俺らの控室前ぐらいまで来てくれて、「あ～さっきごめんね～」みたいな。

金ちゃん：あ～優しい。

坂井：「悪かったね。俺もハイになっちゃっててさ」みたいな。「すごいボケたくて。君が喋ってきたから、一気に言っちゃったけど、仲良くしたいから。ほんとごめんね」って。「いやいや、僕になんか挨拶してもらわなくても……本当にありがとうございます」って言って許してもらって。そこからもう俺、HOUND DOGが好きになった。

金ちゃん：いやいや、何の話だよ（笑） でも俺、放送見たんだけど、良ちゃんとの絡みも、その前の大友さんのボケてるところも、全部カットになってたよ（笑）

坂井：シンプルに、俺の絡みもダメだし、大友さんのボケもダメだった。共倒れ。

毒舌を畳み込むかと思いきや、大友との心温まるエピソードを坂井が明かして意外な展開に。

さらに番組後半では、坂井が今付き合っている彼女とのエピソードを披露し、気が強いという彼女との、激しい喧嘩の様子などを暴露し盛り上がるなど、自分の身も削っていった。