11月23日（月）深夜、俳優の菅田将暉がパーソナリティを務めるラジオ番組「菅田将暉のオールナイトニッポン」（ニッポン放送・毎週月曜25時～27時）に、現在公開中の映画『STAND BY ME ドラえもん 2』から、声優の木村昴が生出演した。

菅田は映画『STAND BY ME ドラえもん 2』で主題歌を担当しており、今回が初共演だった2人。木村が主題歌『虹』を褒めると、菅田が照れ臭そうに反応した。

木村：俳優さんとしてはもちろんですけど、菅田さんは歌が素晴らしいですよね。

菅田：本当ですか？ いや、それこそ木村さんは『ヒプノシスマイク』でラップを。あれは日本の一大事業ですから。

木村：ありがとうございます（笑）でも、今回の『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌を歌ってくださって、本当に素晴らしい楽曲で、映画がぐっと感動的になっているなという印象があって。

菅田：いや、ちょっ、本当に泣くんで……。

木村：あはははは（笑）

菅田：今日はちょっと泣くモードに入っているから、その辺にしてもらっていいですか？（笑）

木村：この映画では、泣ける波が何回かくるんですよ。で、『もう無いかな？』と思ったところのエンドロールで（曲が流れて）、もう一度爆泣きするんですよ。

菅田：いや、そう言ってもらえて良かった！ 主題歌でお世話になるって……。俳優業をやっていると、どうすればいいのかなと考えてしまって。邪魔できないなー、とか、ドラえもんですしねぇ……。

木村：俳優としてのフィルターもあるから、プラスアルファで考えるものがあるんですかね？

菅田：んー、主題歌って映画にどっぷり入ったお客さんが、現実に帰ってくる途中に流れるものだから、邪魔しちゃいけないし、でも、いい余韻も……とか。うーん。

木村：いや、もう、ベストマッチで素晴らしい曲だと思います！

菅田：いやいやいや、ちょっとうれしいですねぇ。ジャイアンですからね！？ 若干、目を見られない感じがあるんですよ。

木村：あ、本当ですか！？（笑）

菅田：ジャイアンですから！ テレビで見たんですけど、『ドラえもん』の声優さんが変わってから、10何年も？

木村：間もなく17年目で。

菅田：それ、ビックリしました。そんなに経っていたんだって！

木村：僕がジャイアンを始めたときは中学生で。14歳だったんですよ。

菅田：それまで、声の仕事はやっていたんですか？

木村：まったく無いです。当時は子役をやっていて、バラエティに出たりして。それこそ、子役時代に『おはスタ』（テレビ東京）に“おはキッズ”として出ていて。

菅田：ええー！？ ヤバい！ ちょっとゾワーッとした！ じゃあ僕、見てるかも……。おはキッズがMCになる事なんて、あるんですか？

木村：なっちゃいましたねぇ～（笑）

菅田：すごい話だなー！

木村：おはスタに帰ってくることができまして。おはキッズの頃から山寺（宏一）さんにお世話になっていますけど、いつかおはスタのMCになることを目標に頑張って、みたいな思いがどこかにあって。変な話ですけど、山寺さんが卒業する時も『キタ！』みたいな。『来るぞ、来るぞ！』って思っていたら違くて（笑）

菅田：あはははは（笑）

木村：早かったか！ って。俺はまだちょっと早かったかぁー……みたいな。

菅田：1回、炭治郎（声優・花江夏樹）を挟んでね。

木村：そうなんです！ 1回、炭治郎を挟んで……。変なことを言いますけど、『オレじゃないのかよー！』って、一瞬思ったことがありました（笑）

昔、菅田は毎朝「おはスタ」を見ていたそうで、木村がおはキッズだったと知ると仰天。「おはスタ」のメインMCは、初代が山寺宏一、2代目がアニメ『鬼滅の刃』で主人公・炭治郎役を演じている花江夏樹、そして３代目が木村だが、実は2代目を期待していたという木村。内心、『オレじゃないのかよー！』と思っていたと明かし、笑いを誘った。

ちなみに、「菅田将暉のオールナイトニッポン」は深夜1時スタートで、「おはスタ」は朝7時5分からスタート。菅田が恐る恐る「明日、大丈夫ですか？」と聞くと、木村は「もちろんですよ、任せてください！」と爽やかに回答。

「おはスタ」のMC業について木村が「夢が叶ってめちゃくちゃうれしいんです！ だから本当にまったく苦じゃないというか、なんかこの生活をずーっと望んでいたような気がするんです。毎日楽しいです！」と熱っぽく語ると、菅田は「元気出ました！」とコメント。「すごいハッピーな話だなぁ……」と感心しきりだった。