11月25日(水)深夜、テレビ東京のプロデューサー・佐久間宣行がパーソナリティを務めるラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週水曜27時~28時30分)が放送。佐久間とは15年以上の付き合いで、人気バラエティ番組や、バナナマン、東京03のコントを手掛ける構成作家・オークラがゲスト出演した。
番組後半、リスナーから届いた「バナナマンと東京03のネタを作る時の違いはあるか?」という質問に、彼らと長らくコントを作っているオークラが回答。「ぜんぜん違いますよね」と言い、台本が仕上がるまでの工程や、書くときに意識していること、ネタの特徴などについて語った。
オークラ:バナナマンはとにかく、単独ライブの時にネタを作るんですけども。バナナマンに関してもう、とにかくネタ自体を書いてきて。普通、“ネタ案”じゃないですか? でも、設楽さんの場合はもう、台本なんですよ。
佐久間:ああ、バナナマンのコントって説明しても分かんないもんね。
オークラ:そうそう。
佐久間:だからいきなり台本で持っていくんだ?
オークラ:今はそんなじゃないけど、昔は20本ぐらいバーン! って持っていって、信じられないぐらいボツにされるんですよ!
佐久間:(笑)
オークラ:「ボツ、ボツ、ボツ……3本!」みたいな。で、設楽さんが『これだったら面白くなりそうだな』って思うものに手を加える場合もあるし、手を加えている途中で「オークラ、書いてみて」って。だから結構、台本をキャッチボールするんですよ。
佐久間:オークラさん、設楽さん、日村さんでキャッチボールして作っていくことが最近は多かったんですか?
オークラ:僕と設楽さんでキャッチボールすることが多くて。日村さんも書くんですけど、それを結構設楽さんが直すみたいな感じで。
佐久間:そうなんだよね。バナナマンって、日村さんもネタを書けるんだよね!
オークラ:書けるんですよ! あの人の書くネタって面白いんですよ。すごいバカバカしいコントなんですけど。
佐久間:バカバカしいし、面白いですよね!
オークラ:最終的に演出が設楽さんなので、彼が「これで行く」ってOKを出したものが決定稿ですね。
佐久間:バナナマンの場合はベースが設楽さん。総合演出の設楽さんが見えているお笑いを、どう具現化していくか? っていう感じなんですね。
オークラ:そうそう、そういう感じ。で、東京03の場合、単独ライブでだいたい毎回7本するんですけど、そのうちの6本をまずは飯塚さんと角ちゃん(角田)で書くんです。
佐久間:ファミレスで話し合って書いているんですよね?
オークラ:そう。それで書き上がった台本が俺のところに届くんです。で、そこから、これを全体のパッケージ化するにはどうしたらいいか? ってことで、僕が幕間のコントとかネタみたいなものを。東京03のネタって、なんというか、人間の……。
佐久間:まぁ、人間の醜いところとか、逆にカッコつけている部分とか。ちょっとスケッチを膨らませた感じだよね。
オークラ:それとは被らないシステマティックなネタを、東京03のVTRで作るんですよ。で、最後にいわゆるトリを飾る、大団円を向かえるネタを書かなきゃいけない。
佐久間:繋がってきたもの、少しストーリー性が長いものですね。
オークラ:そう。だから東京03のネタって「人間ってこういうところがあるよね?」って部分を切っていくというか。それがもう一転する時もありますけど。それとは違う、「人間、こういうところがありますよね」っていうのを書きながらも、そこから事件が転がる、ストーリーが転がってるようなネタを、僕は意識して、03では書くようにしています。
この他にも番組では、オークラが「天才!」と感じたバカリズムとの出会い、昔は東京03・飯塚のことがとても嫌いだったこと、コントオタク・飯塚の人格が出来上がるまでの歴史、佐久間とオークラが酒を飲んだ時に話していることなど、お笑い尽くしのトークを繰り広げた。
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番組情報
元・テレビ東京のプロデューサー佐久間宣行が、ニッポン放送の「オールナイトニッポン0(ZERO)」に挑戦! フリーのテレビマン、45歳で既婚者、娘がいる脱サラおじさんが、一生懸命しゃべります。最年長パーソナリティがお送りする「メディアミックス ラジオ番組」です!
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