サザンオールスターズの桑田佳祐が楽曲を提供した坂本冬美の新曲「ブッダのように私は死んだ」。この楽曲を原案としてラジオドラマ化した番組が12月14日(月)から4夜連続でニッポン放送で放送されることが決定した。ラジオドラマに出演するのは女優の木村多江と俳優の前川泰之で、坂本自身もドラマの主人公が務めるクラブのママ役で特別出演する。
4夜連続放送「ラジオドラマ『ブッダのように私は死んだ』」12月14日(月)~17日(木)22時30分~45分
新曲「ブッダのように私は死んだ」は桑田が坂本を主人公に見立てて描いた、悲しくも美しい愛に生き、愛に死にゆく“歌謡サスペンス劇場”ともいうべき作品で、「ラジオドラマ『ブッダのように私は死んだ』」はその作品を原案とし、楽曲の持つ男女の愛憎劇の世界観が再現されている。
先日、都内のスタジオで収録が行われた。収録は冒頭、木村多江演じる恵子が愛憎の末に殺され、湿った土の中でもがき苦しむシーンからスタート。木村はラジオドラマの経験のほか、ラジオでの朗読番組を10年以上にわたり担当しており、その迫真の演技に周囲はのっけから飲み込まれていった。一方の前川もラジオドラマの経験があり、常時、2人の息のあった演技で収録は進行。番組スタッフからは「すごく良かった」「とてもよい演技!」という声が随時スタジオ内に響き、テレビドラマでの共演以来久しぶりの顔合わせとなった2人だが、それを感じさせない熱演が光る収録となった。また、2人の収録に先立ち、今回、曲を唄う坂本冬美の収録も行われ、クラブのママ役を演じた。
木村、前川、坂本の3人は、「ラジオドラマ『ブッダのように私は死んだ』」について以下のコメントを寄せた。
木村多江
最初に曲を聴いたときにものすごくドラマチックで想像を膨らませる楽曲だと思いました。それをさらに皆様の脳裏に想像を掻き立てるのがラジオドラマだなと思って、今回、楽しみに演じさせていただきました。こういうどろっとした役を久しぶりにやらせていただいたのですが、坂本冬美さんの唄と桑田佳祐さんの曲、そこに自分の芝居がうまく重なり合ってまた新しい世界観が生まれたらいいなと思いました。とても楽しかったです。
前川泰之
最初にお話を頂いたあと、ミュージックビデオと脚本も読ませていただき、すぐにこの世界に入り込めたというか ほれ込みました。
浩二という役がダメな男なんだけどどこか魅力的に感じる部分もあって、この仕事は是非やらせてもらいたいと思いました。情緒ある世界観を、ラジオドラマという声だけの表現で多くの皆様にお伝え出来る様、収録にのぞませて頂きました。4日間みなさんに楽しんで頂けたらと思います。
坂本冬美
桑田佳祐さんが書き下ろしてくださった楽曲が、ラジオドラマとしてさらに進化しました。
愛する人に尽くして尽くして、その結果が不幸な結末に。そんなヒロインを木村多江さんが迫真の演技で聴かせて下さいます。
こうして「ブッダのように私は死んだ」が様々な形で広がっていくのは大変嬉しいですね。
ただ木村さんのインパクトが凄すぎて、今後この曲を歌う時には木村さんのお顔が思い浮かびそうです(笑)
「ラジオドラマ『ブッダのように私は死んだ』」は12月14日(月)から17日(木)まで4夜連続で22時30分から放送。また、同番組はラジコのタイムフリー機能を使って、放送後1週間に限り聴くことができる。坂本冬美の新曲「ブッダのように私は死んだ」とともに、その世界観を再現したラジオドラマは聴き逃せない。
<番組概要>
■番組タイトル:ニッポン放送「ラジオドラマ『ブッダのように私は死んだ』」(「オールナイトニッポンMUSIC10」内)
■放送日時:2020年12月14日(月)~17日(木)22時30分~45分 15分番組 全国ネット
■出演者:木村多江、前川泰之(五十音順)
■特別出演:坂本冬美
◆この番組は、radikoのタイムフリー機能で、放送1週間後まで聴くことができる。
12/14(月)放送分⇒http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20201214223000
新曲「ブッダのように私は死んだ」について
作家・桑田佳祐が、坂本冬美を主人公に見立てて描いたフィクションであり、悲しくも美しい愛に生き、愛に死にゆく、ある種の「小説」であり、また「歌謡サスペンス劇場」ともいうべき楽曲。
「ブッダのように私は死んだ」
発売日:2020年11月11日
唄:坂本冬美
作詞・作曲:桑田佳祐