3月12日（金）深夜、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品とせいやがパーソナリティを務めるラジオ番組「霜降り明星のオールナイトニッポン0(ZERO)」（ニッポン放送・毎週金曜27時～）が放送。ＭＣを務めた、「R-1グランプリ2021」（関西テレビ・フジテレビ系）の舞台裏を語った。

ピン芸人・ゆりやんレトリィバァの優勝で幕を閉じた今回の「R-1グランプリ」。MCは霜降り明星と女優・広瀬アリスが務め、Twitterを使っての視聴者投票を受け付けるなど、大幅にリニューアルしたことで注目が集まっていたが、当日は終始、バタバタしていたと粗品とせいやは振り返る。

せいや：なんか、気づいたら終わってたな～。

粗品：R-1グランプリ？

せいや：うん。『これを言おう』みたいな時間もないというか。かなりタイトでしたね。

粗品：タイトでしたねぇ（笑）。これ、どれだけ伝わっているか分からんけど、審査員さんのコメントとか聞きたかったやんか？

せいや：結構、話題になっているよね。『審査員さんの総評を聞きたかった』っていう。

粗品：全然、振れなかったんですけど……。

せいや：あれは、粗品さんの判断ですよね？ 今年は、審査員をないがしろにしようと……（笑）

粗品：どんな、方針やねん！ バカたれ！（笑）。振った方よ？ 多めに振って、あれよ！ カンペで……いやまあ、そうやな。確かに。

せいや：とにかく、時間が……。リニューアルをしたばっかりというのもあって。色々とバタバタしていましたね。スタッフさんも。

粗品：していましたね。面白かったですけどね。

せいや：俺らもアリスさんも初めてだし。もう、ボケるとかじゃなかったな。とにかく事故らんように。

粗品：まあ、そうやな。

せいや：事故らんように、事故らんようにって考えでした。変に出しゃばって、放送時間がちょっとでも漏れて、『優勝が決まらんかったら、どうなるねん』という不安。

粗品：うん。

せいや：だから、しゃべられへん。怖くて。とにかく……（巻きで）。手を回していたもんな、スタッフさん。凄かったから。

粗品：確かに。だから、リハーサルをホンマにね、めっちゃ入念にやって。もちろん、怖いから。で、点数発表の仕方を何回も練習したんですよ。『キングオブコント』の（ダウンタウン）浜田さんみたいに、『誰々が何点、誰々何点』っていうのを僕が7～8人読み上げる。あのVTRは完パケだから、どうしようみたいな。（審査員の）ザコシショウさんが出てから、合計点が出るまでの尺も決まっているんですよね。

せいや：そうですね。

粗品：粗品の間（※ま）で、溜めて言うことができなくて。

せいや：ダン、ダン、ダンって完パケで（点数が表示される）。

粗品：じゃあ、『ザコシショウさん』って略して言ってええんかな。『ザコシさん、何点』って言いたいけど、間に合わんと。『ハリウッドザコシショウさん』って早口で言うのもキモいかなと思って。（点数が）バンって一人ずつ、出るやつを何回も練習して。ほんならね、『一応、めちゃくちゃ時間が押した時用に、得点一斉発表のパターンもあります』って。

せいや：はいはい。ババババーンみたいなやつやんな？

粗品：そうそう。『審査員票が一斉にダンと出るやつも、こっちも一回練習しときましょうか』って。『ああ、わかりました』って。『合計点は！？』みたいな。二人目から、それやったね。結局。笑ってもうたけどな。

せいや：じゃあ、R-1って押して始まった？（笑）

粗品：前の番組が押していたんかな？（笑）

せいや：ホンマに、前の番組から押してないと、二人目から（一斉発表の）ババババーンって、ならんけどな（笑）

粗品：なぜ！？

せいや：とにかく時間がなかったよね。二人目でババババーンやったから。ホンマに目が泳いだよね。ほんで、あれもあったんですよ。Twitterのね、集計の。

粗品：そうやな。あれが思いのほか時間がかかる。

せいや：アリスさん、大変だったと思うよ。わけがわからんと思うで。

粗品：大変やで、アリスさん。スクショはエグい。

せいや：できへんし。マイクを持って、なんかウワーってやって。ほんで、『情報、きてません』みたいな。あれ、笑顔でよく言えたよな？

粗品：よく、言ってくれたわ。天使やで。iPadのスクショはまたややこしいねん。

せいや：あそこ、アリスさんで良かったよ。あれ、俺だったらホンマ、液晶を割ってるわ（笑）

粗品：“セリス”さんだったら？

せいや：粗品とセリスだけやったら（笑）

粗品：粗品と広瀬セリスだけやったら？

せいや：セリスだったら、液晶が割れて『割れましたぁ～……』って。

当初は、審査員の点数を一人ずつ発表していく予定だったが、時間が押したため、すぐに一斉発表に変更されたと明かす粗品。それを目の当たりにしたせいやは、目が泳いでしまったと表現した。

その後、粗品は「来年もMCをやらせてもらえるなら、俺らも頑張りたい」と語り、「基本は僕らが未熟だったんで」とバタバタだった番組進行を反省。せいやは、「もうちょっと、経験値を積んで、リラックスしてやりたいね」と語った。