アカペラグループ「RAG FAIR」の土屋礼央が、4月11日(日)に放送された、女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)にゲスト出演。プライベートでは妻と小学生の息子と暮らし、自称「愛妻家」という土屋が、家族との向き合い方について語った。
人生のターニングポイントを挙げるならば、RAG FAIRの結成ではなく、結婚だと語る土屋。妻について「唯一、僕のことを叱ってくれる女性」と言い、彼女にどうやって幸せになってもらうかを、日々模索しているとのこと。
先日には、エッセイ『ボクは食器洗いをやっていただけで、家事をやっていなかった。』(KADOKAWA)を上梓。身近な人が抱えている子育てや夫婦関係の悩みに、自身の失敗談をもとに答える形で綴っている。
戸田:この本のタイトル、『ボクは食器洗いをやっていただけで、家事をやっていなかった。』は自分でつけたんですか?
土屋:はい、まさにこれが、僕が妻に言われた一番のことで。やっぱり、仕事をしながら家事を手伝うと“やったぞ感”を出しちゃうんですよ。
戸田:うん、うん。
土屋:食器を洗っても、シンクがびしょびしょだったとか。食器を片付けるのは妻の役目なんですが、同じ皿を重ねたら、朝になっても濡れたままで、そんなことも知らずにスマホを見ていたら、超怒られて。
戸田:「やるならちゃんとやってください!」と?
土屋:「あなたは皿洗いをやっているだけで、家事をやってないの!」って。
戸田:分かる、すごい分かる。やるなら、ちゃんとやってもらいたいんですよね。もう1回やり直さないといけなくなるからね。
土屋:そういうことなんですよね。
戸田:“ボクは食器洗いをやっていただけで、家事をやっていなかった”、よくぞ気が付きました(笑)夫婦喧嘩のコツも書いてあるそうで。
土屋:夫婦喧嘩は予防注射だと思っているんです。長い夫婦の歴史を考えると、やっぱり最初にお互いの意見をちゃんと言い合って、歩み寄れば、最終的に二人はうまくいくと思っています。予防注射ってそうじゃないですか? 最初にちょっとしたウイルスを入れて、抗体をつけて。まず、予防注射のようにちゃんとやるべきだなと。
戸田:うん。
土屋:スキマスイッチが、“二人組の良さ”について「2票しかないから多数決で決まらない」と。お互いが「YES」じゃないと前に進まないと言っていて。夫婦も2票しか投票権がない国だと考えて、「離婚」というカードを使わないと決めるならば、歩み寄ることでしか進めないんですよ。だから、戦わない。どうしたら歩み寄れるか、を前提にすることが夫婦喧嘩のコツだなと思いました。
戸田:まあ、あの、私は耳の痛い話だなぁ~と聞いているけど……(笑)
土屋:いや、離婚というのも、それが正解ということもあると思います。別に、それが悪いとは思わないです!
戸田:いえいえ(笑)
土屋:ただ、我が家の場合は、子供も産まれたということもあって、自分たちだけの問題ではないということで、「離婚と言うのはやめよう」と、先に言いました。それを、喧嘩中にカードとして切るのはやめようと。何も言えなくなりますからね。
喧嘩中に「離婚」という言葉を使うのはルール違反と決め、お互いが納得するように話し合っているという土屋。また、「喧嘩=戦い」ではなく、歩み寄ることを大切にしているなど、家族関係をより良くするための試行錯誤を披露した。
今回、久しぶりに話したという2人。共演後、土屋について戸田は「なんか、凄くきれいになっていた」とコメント。続けて、「たぶん、幸せなんだろうなと、なんかピカピカしているオーラが今日の礼央君にはありました」と言い、家庭での充実ぶりを感じられたと振り返った。
番組情報
女優・戸田恵子が大人のクオリティ・オブ・ライフ(上質で豊な生活)をエンジョイするための「人・モノ・コト」にフォーカスする番組です。
大人の会話が弾むプチトリビア、大人が生活に取り入れたくなる情報をお届けする30分。ぜひお付き合いください。