ヨット太平洋単独無寄港横断に出航したキャスターの辛坊治郎が5月4日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」にヨット太平洋単独無寄港横断中の船上から電話出演。この航海の体力勝負の側面について語った。
ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」では、番組パーソナリティの辛坊治郎がヨット太平洋単独無寄港横断に挑戦している間、“スペシャルパーソナリティ”たちが“留守番”をしているが、番組では「生存確認テレフォン」と題して、辛坊に持たせた衛星携帯電話へ毎回必ずかけることとなっている。
辛坊は4月9日午前9時17分に大阪府岬町の淡輪ヨットハーバーからKaorinV(カオリンファイブ)号で出港したが、5月4日、東京から東へだいたい3000キロ離れた太平洋上いるという辛坊へ、この日スペシャルパーソナリティを務めるフリーアナウンサー・登坂淳一とアシスタントの増山さやかアナウンサーは電話を掛けた。
「東経172度超えてるんで、こちらはもう夜ですね」
元気そうな声に安心するスタジオの2人。
「ほんとに、瞬間瞬間、ああ生きてるなぁっていう感じです。次の瞬間どうなってるかわかりませんからね。ほんとに生きてるのを実感してるんですよ」
広い海の上、雨風と波にすべてを握られている日々のなかでは、“生きている”ことを実感せずにはいられないのだろう。
そして登坂が辛坊へ問いかけた。
登坂:食べ物はあんまり食べてないと聞きましたけど。
辛坊:ベースはカロリーメイトなんですけども、お湯を沸かすことができたりし始めましたんで、“カップマロニー”とかその手のものをときどき食べてます。ただ、1日のカロリー(摂取量)はたぶん、普通に暮らしてる時の3分の1くらいだと思いますよ、今。
登坂:動くこともあまりできないから、おなかもすかないという感じなんじゃないですか。
辛坊:いや、結構、力仕事はあるんですよ。船になにかがあると、人間の力の限界ぐらいで何とかなるということが結構あるんです。だから筋トレにはなってますけどね。
登坂:相当締まったボディになっているんじゃないですか。
辛坊:もうたぶんね、体重は5キロは落ちていると思いますね。
想像以上に力を使うことに驚き感心する2人であった。
そして「頑張ってください!」と2人でエールを送ると……
「ありがとうございます! 明日も生き延びます!」
……力強く答えた辛坊は、アメリカへの航海を続けた。
この記事の画像(全4枚)
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)