5月13日(木)深夜に放送されたお笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史と矢部浩之がパーソナリティを務めるラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送・毎週木曜25時~)にて、2人が芸人のコントの進化に驚きを見せるシーンがあった。
リスナーからのコントにまつわるハガキをきっかけに、2人は『最近の若手芸人たちと自分たちの時代とのコントの導入部分の違い』についてトークを展開。
岡村:この間もFUJIWARAと言うててんけど、もういてないな、コント設定とか最初に(言う芸人)。「今日から英語の家庭教師の先生来る! 楽しみ!」言うて
矢部:説明してしまうやつな
岡村:説明するなんていうコントは、なくなったんやなって
矢部:あぁ確かに……。そうやな
岡村:ざっとお芝居から入って、最初の笑い来るまでお芝居でずっといってみたいなやんか
矢部:ホンマやなぁ
東京03やシソンヌ、かが屋やハナコなど現在活躍するコント師のネタの多くは話の掛け合いによる芝居で導入部分を構成し、徐々に笑いどころを増やしていく、いわば元来のコントと芝居のハイブリッド版のような形式が多い。それに対し、自分たちが若手だった20年以上前の時代のコントは冒頭部分で設定を全て公開してしまう構成のモノ。そのようなコントはもうなくなってしまったと、FUJIWARAの名作コント「家庭教師」を例に出しながら再認識した2人であった。
話はそのまま、今の価値観で見返した時のナイナイ世代のネタの違和感に関してに移った。
岡村:原西(FUJIWARA 原西孝幸)さん、早く出したのに、設定全部言うてまうねんから
矢部:そうや。フジモン(FUJIWARA 藤本敏史)が全部な
岡村:「ハァ〜! イエイ!」言うて、ドン!って出てきて
矢部:あっ家庭教師来た
岡村:そうそう。あっこの人家庭教師なんやって
矢部:そう考えたらもう、バッファロー吾郎の木村さん(バッファロー吾郎A)のツカミなんてあり得へんな。1人バッ〜って出てきて、お客さん睨んで
2人:「俺を見るなぁ〜!」
岡村:「バッファロー吾郎 危機一髪の巻!」
矢部:タイトル言うねん(笑)
岡村:タイトル言うて、始まってたからな。そんなん今……
矢部:ハハハハハ(笑) 「何してんの?」って言われるかもな
岡村:いないもんね、本当に
FUJIWARAやバッファロー吾郎など、吉本印天然素材でも共に活動した芸人たちが20年以上前に作ったネタの構成を振り返りながら、昨今の芸人のネタの構成の進化に感心を見せたナイナイの2人であった。
この記事の画像(全4枚)
番組情報
ナインティナインのオールナイトニッポンは、皆さんからのおハガキ・メールが頼りです。職人のあなたから渾身のネタをお待ちしております!ラジオならではのナインティナインのトークも楽しんでください!
★再編集したポッドキャストをSpotifyで聴けます!⇒こちらからチェック
~Spotifyをダウンロードすれば無料で聴くことができます(放送の翌日に最新エピソードを配信予定です)