6月3日(木)深夜に放送されたお笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史と矢部浩之がパーソナリティを務めるラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送・毎週木曜25時~)にて、矢部が芸人ならではの舞台挨拶の難しさを語った。
矢部は6月11日(金)に全国で公開される『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』にオリジナルキャラクターの矢部先生として出演。先日、その映画の舞台挨拶で、芸人としての振る舞いの難しさを感じたという。
矢部:若い女の子ばっかりやから、俺が出てることが違和感なのよね、そこにおることが。それは自分で感じて。声優さんと主題歌を歌う女の子とアイドルの子と一緒に俺がおんの。「サッカーといえばこの方」って司会者の方が言ってくれんねんけど、なんか場違いやなっていうのがずっと俺の中で抜けなくて……
矢部以外、舞台上には若い女性の出演者ばかり。その中に紛れて舞台に立たされたことで、どうしようもない場違い感を密かに感じていたようだ。続けて矢部はコロナ禍で客がおらず、報道陣だけが来席している場での“コメントのウケ”についても言及。
矢部:こっちから喋っても、どっかで盛り上がってる、盛り上がってない、ウケてる、ウケてない、気になるじゃないですか。
岡村:でもそもそも映画館って、みんな笑いを堪えるというか。舞台挨拶の時も大きな声で笑ったりせえへんよ。静かにムフフって紳士的に笑うというか、そういう空間やねん。
矢部:でも「やっぱりなんかちょっと言わなあかんやろ、矢部」って。いうので、ちょうど公開日がさんまさんがプロデュースした(アニメ映画)『漁港の肉子ちゃん』と同日なんですよ。で、「やべっちです」って言って「ライバルは『漁港の肉子ちゃん』です」って言ったら前のマスコミの方たちが「クスクスクス」って笑ってくれてんけど、お客さんもおらんし空席はいっぱいやし、めっちゃスベってる感じやねん。タレントさんはわかると思うねん。
岡村:あとなんか、『さよなら私のクラマー』やのに、そっちの名前出すんかっていう
矢部:それも考えた!
岡村:「ライバルは〇〇です」っていうのもあんねんけど、難しいとこよね
矢部:名前を借りて話題にしてもらおうとかもちょっとあってんけど、それを自分の中でどう受け止めようかなと思って。ウケたでいいのか、完全にスベったのか。演者さんは笑ってへんよ。でも前のポロシャツ着たおじさんは笑ってくれてんねん
岡村:まあな。その人だけでも笑ってくれたら十分ちゃう?
矢部:ええかな?
どんな状況でも笑いは取りたいのは芸人の性である。しかし、その思いはどんな状況でも叶うものではない。それが顕著に現れた矢部のエピソードであった。
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