ヨット太平洋単独無寄港横断に出航したキャスターの辛坊治郎が6月1日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」にヨット太平洋単独無寄港横断中の船上から電話出演。航海における過ごし方とアメリカ大陸への到着見込みを報告した。
ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」では、番組パーソナリティの辛坊治郎がヨット太平洋単独無寄港横断に挑戦している間、“スペシャルパーソナリティ”たちが“留守番”をしているが、番組では「生存確認テレフォン」と題して、辛坊に持たせた衛星携帯電話へ毎回必ずかけることとなっている。
辛坊は4月9日午前9時17分に大阪府岬町の淡輪ヨットハーバーからKaorinV(カオリンファイブ)号で出港したが、日本時間6月1日17時(現地時間5月31日23時)、全行程の7割5分を達成した辛坊へ、この日スペシャルパーソナリティを務める小倉智昭とアシスタントの増山さやかアナウンサーは電話を掛けた。
「もしもーし」
その第一声の辛坊のテンションに、「あれ? 元気がないね」と返した小倉。すると、
「今日は、1日いい天気だったんですけど、この時間になって風が落ちちゃって、船が走らないんです」
と、“元気がない”理由を説明した辛坊。一方で、
「予定は立ちませんけれども、風の状況が良ければ、おそらく次の次の月曜日(14日)・火曜日(15日)・水曜日(16日)、この3日の間どっかで到着するのではないかと思いますけどね」
と付け加え、めどが立ってきた状況を説明した。
「でもなんか、ゆらゆら揺れてるのもね、人生考えていいですよ。『生きてるってなんだろう?』って毎日毎日考えててね、本当に」
このように、航海中の心境を吐露する辛坊。これに思わず「退屈になっちゃうことは無いんですか?」と増山アナがたずねると……
「退屈になっちゃうことは無いですね。やることはいっぱいあるんですよ。もうとにかく忙しいんですよ。だって毎朝3時くらいに起きてますからね」
こう説明する辛坊であったが、「いや、俺なんか22年間、毎日3時に起きてたよ(笑)」と、この3月までの『とくダネ!』(フジテレビ系)の司会を務めた生活スタイルで“反撃”する小倉。これには辛坊も「いや、それ違うでしょ(笑)」と苦笑い。
そして、「こっちが恋しくなったりはしないんですか? そろそろ『やっぱりスタジオが懐かしいなあ』とか」と増山アナがたずねたが……
「『孤独じゃないか?』とかよく言われるんだけど、逆に一人でいるとですね、本当に家族のありがたさとかね、そんなことをしみじみ考えますよね」
こう、感慨深げに語る辛坊であった。
そして増山アナから今後の気象予報を聞き、「孤独を楽しんでください!」と小倉に声を掛けられた辛坊は「ありがとうございます!」と元気よくリアクションすると、アメリカ大陸へ向けて、引き続き航海を続けた。
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番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)