8月3日(火)深夜、ラッパー・R-指定とターンテーブリスト・DJ松永による音楽ユニット・Creepy Nutsがパーソナリティを務めるラジオ番組「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週火曜27時~28時30分)が放送。6月29日の時点で、新アルバムの新録曲を1曲も出来ていない危機的な状況を暴露していたが、予定通り、フルアルバム『Case』が完成したと報告。今回はその制作秘話を語った。
DJ松永:9月1日に、久々のフルアルバム『Case』がリリースされます。一昨日ぐらいですかね? ついに作品が出来上がりまして。
R-指定:出来上がりましたねー。
DJ松永:よかったね。
R-指定:よかった。
DJ松永:1週間で4曲ぐらい録ったりしましたけど、できるもんですね。フルアルバムなんか俺、絶対できないと思っていたから!
R-指定:でも、フルアルバムで良かった。今、曲にして歌っておかんと勿体ない感情とか、状況がいっぱいあったからな。
DJ松永:書かないと勿体ないこととかさ、今いろいろ経験させてもらっているから。
R-指定:そうなんですよね。だからホンマに今でしかないよな。気持ちの揺れとか、腹を括っている部分も全部、出ているかなって思いますね。
DJ松永:「フルアルバムに向けて走り出すぞ」っていうタイミングのとき、歌詞を書き始めたとき、まぁ割と最近の話だけど、Rさんすごく揺れていたよね?
R-指定:そうやなぁ……。
DJ松永:Rさん最初、だいぶバッドに入っていたよね? 最初っていうか、本当に最近までだけど。
R-指定:せやな。書き始めてからかなりバッドに入って。
DJ松永:どうしてバッドだったの?
R-指定:最初、自分らが作った作品に対して、アンサーするみたいなことをやろうと思っていたんですよ。完全に打ち返すというか、カウンター。「最初の自分たちへ」みたいな。でも、自分の過去に書いた言葉で「あの時に言っていたことと今、違うやん?」みたいな、そういう自分を勘ぐる時期があって。
DJ松永:ちょっと自己否定モードに入っていたよね。
R-指定:作詞は自分にとってセラピーでもあるし、自己啓発でもあるけど、1歩間違えれば自傷行為にもなるからさ。リリックは。
DJ松永:なんなら自傷行為の面の方がデカいんじゃないかと思う節あるよ。
R-指定:でも、そこを抜けられたのは、アルバムのことを考えずに作っていた『Bad Orangez』とか『バレる!』とかで十分、自分達の変化みたいなものは書けていたんよな。それでちょっと違うスタンスで向き合えるようになった。
書き始めた時は自己否定モードに入ったり、自分を勘ぐることもあったりしたそうだが、1か月で新録曲を作り上げたR-指定。
この後もニューアルバムトークは続き、ジャケットデザインや、タイトル『Case』について、5月31日に行われた、オードリー・若林と南海キャンディーズ・山里の漫才ユニット「たりないふたり」の解散ライブから受けた影響についても語った。
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番組情報
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