11月20日(火)、ラッパー・R-指定とターンテーブリスト・DJ松永による音楽ユニット・Creepy Nuts(クリーピーナッツ)がパーソナリティを務めるラジオ番組「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週火曜27時~)が放送。この生放送を、人気マンガ『進撃の巨人』の作者・諫山創(いさやま・はじめ)がリアルタイムで聞いており、放送終了間際の早朝4時25分、作者が「お詫び申し上げます」というタイトルでCreepy Nutsに向けたブログを更新した。
単行本の発行部数は7,600万部を超え、人間が巨人に次々と喰いちぎられるという強烈な描写と独特な世界観のストーリーで、読者に大きな衝撃を与えた人気マンガ『進撃の巨人』。この作者・諫山創が、18日放送のMBS・TBS系ドキュメンタリー番組『情熱大陸』に登場し、締め切りに追われる日々や、最終章を迎える『進撃の巨人』のラストネームを着想する現場の密着が放送されたが、番組内で諫山がCreepy Nutsの楽曲『紙様』を聞くシーンがあった。
DJ松永:『情熱大陸』は見ましたか? 『進撃の巨人』の作者・諫山創さんが特集されていて、漫画を書いていた時に聞いていた音楽が……Creepy Nuts
2人:ありがとうございますっ!
R-指定:諫山さんの聖域(仕事場)で鳴り響く音が、俺たちが作った音。やばいね~
DJ松永:漫画家さんがラジオを聞いていることはよくあるらしいよ?
2人:……! 諫山さん、こんばんは。Creepy Nutsです
(※2人はこの時点では、諫山がラジオを聞いていることを知らない)
DJ松永:あの、俺らの曲をアニメ『進撃の巨人』で使ってもいいよね?
R-指定:全然、そうですね。アニメのオープニングなりエンディングなり、我々の曲が必要とあらば、全然
DJ松永:諫山さんが俺らの曲を使いたすぎて猪突猛進しているのであれば、俺は止めない
R-指定:もし、マンガに俺達からインスパイアを受けたキャラクターが出てきたり、俺たちの歌詞からインスパイアされたセリフが出てきても、いいかなと思っています
DJ松永:止めません(笑) 諫山さんがマンガの中に俺たちを描きたすぎて悩んでいるのであれば、そっと背中を押してあげたいなと思っています
R-指定:これを聞いて、嫌になるんだろうな。こんなやつらを描きたくないだろうな
DJ松永:俺らが主人公の漫画が書きたいのであれば、止めません
R-指定:ちょ、ちょっと待って、『進撃の巨人』の後にCreepy Nutsが主人公の漫画……コケるぞ?
DJ松永:あはははは(笑)
R-指定:諫山さんをコケさせるな(笑)
DJ松永:0.001%でも成功する可能性があるなら止めちゃだめ
R-指定:成功しないって
DJ松永:諫山さんが、やりたいって言っているのに?
R-指定:そんなこと諫山さんは言ってない!
諫山がCreepy Nutsの楽曲を聞いていたということで、“ラジオも聞いているのでは?”とはしゃぎ、作者にメッセージを送り続け、自分たちが『情熱大陸』にオファーされた時の妄想まで始めた2人。
番組中盤、諫山がブログで「聞いています」というタイトルで、本文に「誰かの顔を参考にして巨人を描かなきゃ」とツイッターのような短文を更新。これを見たR-指定とDJ松永は「夢ラジオだ!」「盛る(さかる)もんですなあ!」と、謙虚さを忘れて大喜びで、その後のラジオトークはソワソワと浮足立つ始末。
その数十分後、ここで更に追い打ちをかけるように、「聞いています」というブログが削除されたことが判明する。「消えた……」「ミスった。俺らのせいだ。諫山さんはこういうの求めてなかった」「いつも通りの俺らのラジオを聞いて楽しんでくださったのに」とショックを受け、さらにグダグダなトーク展開に。
しかし、放送終了間際の早朝4時25分、作者が「お詫び申し上げます」というタイトルでCreepy Nutsの似顔絵をブログに投稿。先ほどの落ち込み様は何だったのか、リスナーに向かって「お前らもわかるかこの凄さ!?」「先生に描いてもらったぞ!!」と再び大はしゃぎするR-指定とDJ松永。こうして最後の最後まで情緒不安定な放送となり、日本の漫画界の顔である諫山に、Creepy Nutsが嬉しくてはしゃいだ“お詫び”をさせてしまう結果となった。
番組情報
月曜日のオールナイトニッポンは、1MC・1DJユニット「Creepy Nuts」が担当! MCバトル日本3連覇のラッパー“R-指定”とDJバトル世界一のDJ、“DJ松永”の二人によるHIP-HOPラジオ! フロア同様、深夜ラジオ界を爆アゲさせます!
★再編集したポッドキャストをSpotifyで聴けます!⇒こちらからチェック
~Spotifyをダウンロードすれば無料で聴くことができます(放送の翌日に最新エピソードを配信予定です)