9月29日投開票の自民党総裁選への立候補を正式に断念することを発表したばかりの石破茂元幹事長が9月17日、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に電話生出演し、自民党総裁選やその先の総選挙についてを語った。

自民党・石破茂 元幹事長

まず「中国がTPPへの加入を申請したというニュースに関して、これは総裁選でも論点となるのか？」という質問に対して石破氏は「経済と安全保障が一つになった時代に中国が入ってくるということは、この地域がどうなっていくのか？ 全体的に見なければならない、争点になって欲しい」と回答。

さらに、番組コメンテーターのジャーナリスト・鈴木哲夫氏からの質問として「総選挙の前にドロドロとした総裁選をやっていては、国民の厳しい審判が下るのでは？」という問いかけには「このコロナ禍では、与党でも野党でも国会は本来やるべきことをやる、という原点に戻ってほしかった。だから総裁選は国民が見てる前で、誰が何をしようとしているのか分かるようにして欲しい」と語った。そして「野党があまり強くない上に分裂していることに、いわばあぐらをかいていて、国民の思いと自民党が離れてきてしまった……」と警鐘を鳴らして締めくくった。