10月5日（火）深夜、コンポーザーのAyase、ボーカルのikuraからなる音楽ユニット・YOASOBIがパーソナリティを務めるラジオ番組「YOASOBIのオールナイトニッポンＸ(クロス)」（ニッポン放送・毎週火曜24時～24時58分）が放送。10月1日で、YOASOBIが結成2周年を迎えたことから、大ヒット曲『夜に駆ける』のことや、結成から今日までの思い出を振り返った。

YOASOBIは2019年10月1日に結成。デビュー曲『夜に駆ける』は2019年12月15日にリリースされ、2020年12月31日の「NHK紅白歌合戦」へも同曲で初出場。今も再生数を着々と伸ばし、先日は「オリコンストリーミングランキング」史上初の5億回再生を突破して再び話題となった。

ikura：『夜に駆ける』は約1か月で100万回再生に行きまして。

Ayase：この前の生配信ライブは同時視聴数28万人とかだったけど……。『夜に駆ける』は僕のYouTubeチャンネルから出したんだけど、その時はチャンネル登録者数3万人いるかいないかぐらいで。プレミア公開したときは200人ぐらいしか見ていなくて。

ikura：そうだったねー。

Ayase：まさかこんなことになるとは、って。それから2ndシングル、３rdシングルを出し、2020年4月25日には『夜に駆ける』のMVの再生回数が1,000万回を突破して。その記念でインスタライブを2人でやって。これがね～、当時の映像を見返すと……恐ろしいほど気まずいのよ！

ikura：あれは伝説の回よ（笑）

Ayase：コラボ配信は初めてだし、僕らはまだ打ち解けていなかったから。本当に気まずい、気まずい。

ikura：しかもAyaseさんの電波の状態がめっちゃ悪くて！ 話がよく途切れて。

Ayase：「Ayaseさんだけガラケーで放送していますか？」ってコメントで言われて（笑）。その時はまだ、僕は2人の妹の家に居候させてもらっていた時だったから。2DKの「DK」部分に住んでいたから。

ikura：そうよ。

Ayase：「DK」からインスタライブをするわけにはいかないから、「白い壁はどこだ！」って言って、妹に「ごめん、ちょっと部屋を貸して！」ってお願いして、妹の部屋のベッドの端っこの所に座って、そこから放送したのをすごい覚えている。

ikura：そのあたりから私たちはメディアにも出始めて。3月、4月くらいから。

Ayase：そうだね。ちょこちょこ話題にもなって、テレビとかにも出させてもらってね。

ikura：結構、メディアでのリモート出演とかがあったから、私は白壁を買いました。

Ayase：白壁にするための布をね。大きい出来事としては、2020年5月にYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で「『夜に駆ける』～オリジナルアレンジバージョン～」を公開して。ホームテイクですね。こういうご時世（コロナ禍）になってすぐくらいの時で。

ikura：歌唱している私の映像を出したのは、これが初めてだったんですよね。

Ayase：それまでも顔出しはしていたんだけどね。で、ありがたいことに反響がめちゃくちゃあって。

ikura：「THE FIRST TAKE」は私たちYOASOBIにとってターニングポイントで。

Ayase：ここでいろんな人に僕たちのことを知ってもらって、『夜に駆ける』とか他の楽曲のサブスクがめっちゃ回ったのはこの辺ですね。

この他にも、「NHK紅白歌合戦」や、「オールナイトニッポン0(ZERO)」に初出演した時のことなど、濃密で激動の2年間をしみじみ回想した2人。

「オールナイトニッポン0(ZERO)」にYOASOBIが初登場したのは2020年7月18日だが、この時のことについてAyaseは「俺ね、めっちゃくちゃうれしかったのよ！！」と振り返り、番組台本も捨てずに取っておいてあるという。

ikuraが「あの頃はレギュラーをやるなんて、パーソナリティをやるなんて思っていなかったね」と語ると、Ayaseは「でも絶対に、これをきっかけにレギュラーを掴みたいと思っていたから、スタッフさんとかに、『マジで、ちょっとホントに、またよろしくお願いします！ また……あの、また！！』ってめっちゃ言った（笑）」と、放送後に番組レギュラー化を懇願していたと明かした。