髙木美帆「チャレンジした証だなと思っている」500m銀メダル
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(2月14日放送)内の「北京 TODAY’S REPORT」に、現地(北京)からニッポン放送・洗川雄司アナウンサーが出演。2月13日に行われたスピードスケート女子500メートルについて解説した。
500メートルの銀はチャレンジした証
北京冬季五輪2月13日夜、スピードスケート女子500メートルに髙木美帆(27)が出場。37秒12で1500メートルに続き、今大会2個目の銀メダルを獲得した。
飯田)2月12日はスキージャンプ男子ラージヒルで、小林陵侑選手がノーマルヒルの金に続き、2つ目のメダルを獲得。スピードスケート男子500メートルでは、森重航選手が銅メダルを獲得しました。そして、2月13日はスピードスケート女子500メートルが行われました。髙木美帆選手のインタビューの模様をお聴きいただきます。
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洗川)つい数時間前のできごとなのですね。
飯田)本当ですね。
洗川)金メダルを獲ったアメリカのエリン・ジャクソン選手が非常に人気なので、アメリカの放送時間に合わせたところもあると思うのですが、夜の11時台にかかるところのレースでした。髙木美帆選手は、37秒12で見事に銀メダルということになりました。500メートルで銀メダルを獲るというのは、我々も想像していないところがありました。
飯田)専門ではないですよね。
洗川)髙木選手のインタビューにもありましたが、彼女の主戦場は1500メートルであり、1000メートルなのです。それよりも短い今回の距離は、実は17位に終わってしまった小平奈緒選手の方の主戦場でした。
団体パシュート、1000メートルへ出場
洗川)髙木美帆選手は2月7日、1500メートルでは銀メダルに終わりました。主戦場で金メダルが獲れず、500メートルに出るかどうかは本気で考えたそうなのです。ただ、最後まで挑戦してよかったと振り返っていました。髙木美帆選手は今回、全部で5種目に出る予定です。かつての橋本聖子さんを思わせるような出場の仕方なのですが、このあと、団体パシュート(追い抜き)があります。姉の髙木菜那選手らと一緒に出ます。そして17日には、主戦場の1000メートルも残っております。今回の500メートル銀メダル獲得は、頑張っている自分にとってプラスになり、切り替えて次に向かいたいということを言っていました。
小平奈緒選手は2大会連続の金獲得ならず
洗川)前回の平昌オリンピックで韓国の李相花選手と抱き合い、感動的な金メダルを獲った小平奈緒選手は、2大会連続の金メダルがかかっていたのですが、38秒09で17位に終わりました。小平選手は、最初の一歩目で左足が引っかかってしまったと言っていました。私はメインスタンドで見ていたのですが、スタートがずいぶん重いなと思いました。
飯田)そうですか。
洗川)最初の100メートルが10秒72で、30人出ていたのですが、全体の20位。スタートが伸びなかったのです。そのまま立て直せず、自分のスケートが遠くに離れて行く感覚だったと、消え入りそうな声で話していました。小平選手にとっては辛い北京という結果になってしまいました。
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