キャスターの辛坊治郎氏が2月8日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。北京オリンピックのフィギュアスケートの放送時間についてのカラクリについてコメントした。

画像を見る(全2枚) 【北京五輪2022】<フィギュアスケート 男子SP> 羽生結弦のショートプログラムの演技=2022年2月8日、首都体育館 写真提供:産経新聞社
辛坊)何故フィギュアを昼にやっているのだろうと思ってたのですが、夕刊フジを読んでいたら27面の下のところに、ああ、そういうことか!と思ったことが書いてありました。
「フィギュアスケート男子フリー、日本時間10日・朝10時過ぎスタート 平昌越えなるか…平日昼で期待できない視聴率」
~『夕刊フジ』2022年2月8日発行(27面) より
辛坊)……という見出しなのですが、
「今大会のフギュアスケートは、団体と、羽生結弦(27)が出場する8日の男子ショートプログラム(SP)、男子フリーは現地時間の午前スタートで、いずれも日本時間では朝10時過ぎ。米ニューヨークなどの米国東部時間夜8時のゴールデンタイムに合わせた設定だ。
五輪は莫大な放映権料を払っているアメリカのNBCテレビが絶大な力を持っており、米国で人気のあるフィギュアはこの時間に組まれている」
~『夕刊フジ』2022年2月8日発行(27面) より
辛坊)それで平日の真っ昼間にやっているのだそうです。
増山さやかアナウンサー)だからだったのですね。
辛坊)いまトップに付けているのが、アメリカのネイサン・チェン選手ということなので、アメリカでは盛り上がっているわけです。そのあとを続けて読んでみると、
「2大会前のソチは現地時間午後3時からで、日本時間は午後7時からだったが、前回の平昌五輪は今回と同様の日程だった。それでも、平昌の男子フリーは2月17日の土曜だったため、羽生が金メダルを獲得したNHK総合の視聴率(12時15分から=ビデオリサーチ、関東地区)は年間7位の33.9%で、開会式の30.1%よりも上だった(1-6位はロシアW杯と紅白歌合戦)。
今回はフリーが10日の木曜日。コロナ禍で、リモートワークの視聴者も多いが、羽生の登場は午後1時過ぎで、平昌ほどの高視聴率になるかどうか」
~『夕刊フジ』2022年2月8日発行(27面) より
辛坊)なるほどそのようなカラクリだったのだなと。
増山)ようやくわかりました。
辛坊)夕刊フジにはオリンピック関連の記事もたくさんあるので、是非お読みいただけたらと思います。