3月10日(木)深夜、お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルと村上がパーソナリティを務めるラジオ番組「マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週木曜27時~)が放送。先日の『R-1グランプリ2022』(フジテレビ系)の決勝で審査員を務めた野田が、現場の様子や自身の審査基準などについて語った。
昨年に続いて、今年も『R-1』の審査員を務めた野田。会場の雰囲気も温かく、大会は滞りなく進み、優勝は、お見送り芸人しんいちという結果に。最後に残った2人のうち、迷った末に“お見送り芸人しんいち”を選んだ野田は、優勝者が決まる瞬間の現場の空気や心境について、審査員の視点から語った。
野田:すごかったんですよ、審査のとき。ZAZYとお見送り芸人しんいち、さぁどっちだ?ってなったとき、審査員5人全員の手が止まりましたね。びっくりしました。CM入ったんですけど。
村上:あれは、どっちかのボタンを押すんですか?
野田:そう。止まりましたね、全員。全員が腕組んで「う~ん……」っていう。
村上:野田さんは、どういう基準でしんいちになったんですか?
野田:元々、僕の審査基準とかいろいろありまして。僕が(2020年に)優勝したときのネタを90点として、そこから差をつけていって。今年は全員、僕より面白かったっていう感じになりましたね。
村上:最後、しんいちを選んだ決め手みたいなのは、何だったんですか?
野田:その……一言では言えないけど。審査基準を、ほんとに自分の中で(しっかりと)作ったから。めっちゃ難しい話になっちゃう(笑)
村上:あはははは(笑)
野田:一言で言いたいけど、本当に悩んだから。ジャンルに点数を付けるのをやめようとしたわけ、今年は。
村上:うん。ジャンルに点数……。
野田:本当に難しい話ですよ。このジャンルだからダメとかではなく、そのジャンルとしての完成度を見るみたいなことを。
村上:あ~。
野田:R-1は全ジャンルありだからゆえに、「このジャンルだからこの点数です」というのはやめましょう、と。
村上:モノマネの人がいたら、「モノマネじゃん」とは思わない、と。
野田:そうそう、フリップネタの人がいたときに「フリップじゃん」とはならない。
村上:なるほど。
野田:というので、点数を付けてみて。ZAZYは難しいんですよ。どのジャンルだ? って。でも、そういうジャンルがあるわけで。で、その上でしんいちのジャンルは決して目新しいジャンルではないけど、すごい仕上がっていたな、と。
最終審査の基準について、どのジャンルかということにとらわれず、そのジャンルとしての完成度に注目したと語った野田。最後、ZAZYとしんいちの最後の一騎討ちに関しては5人の審査員全員の動きが止まるほど難しく、「5人全員が同点だった」と振り返っていた。
番組情報
2020年の賞レースを最もざわつかせたお笑いコンビ・マヂカルラブリーが、木曜のオールナイトニッポン0を担当します! “あれはラジオじゃない”って言われないように精いっぱい喋ってます。是非お聴きください!
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