7月25日（月）深夜、俳優の山田裕貴がパーソナリティを務めるラジオ番組「山田裕貴のオールナイトニッポンＸ(クロス)」（ニッポン放送・毎週月曜24時～24時58分）が放送。22日に日本武道館（東京都千代田区）で開催され、山田も登壇したイベント「『ONE PIECE FILM RED』ワールドプレミアin日本武道館」のエピソードを語った。

画像を見る（全3枚） 山田裕貴

8月6日全国公開の劇場版アニメ『ONE PIECE FILM RED』で、山田は「クラゲ海賊団」の船長・エボシ役として出演する。以前から山田は『ONE PIECE』の大ファンだと公言しており、同イベント中も感極まって男泣きし、話題に。

ラジオでも改めて『ONE PIECE』への思いや、舞台裏でのエピソードを明かした。

「本当にね、僕は『ONE PIECE』のことをずーっと愛していたわけです。25年前に連載が始まって、自然に作品に魅了されて、本当にいろんなことを教わりました。

『ONE PIECE』のルフィの生き方に、ものすごく感銘を受けていて。主人公のモンキー・D・ルフィがね、腕が伸びて、それでバタバタと敵を倒していくお話で。ルフィの決め台詞が『海賊王に おれはなる!!!!』なんですけど、僕もそれを掲げて。18歳の頃、居酒屋さんでアルバイトしていた時、ネームプレートに『俳優に　おれはなる!!!!』って書いて、俳優の道を頑張ろうと思っていたわけです。

ルフィは事あるごとに苦難を乗り越えるんですが、『こんなに毎日、後悔のない生き方ができたらいいな』とか『僕もこんな男になれたらいいな』って、ずーっと思いながら俳優への道を、ルフィと重ねながら頑張っていました。

この日は（映画共演者の）霜降り明星のせいやさんのおかげで……。せいやさん、キャストのみなさんにサインをもらいに行っていたんですよ。で、僕の楽屋に来て『勝手にもらって申し訳なかった！』って。『裕貴くんも『ONE PIECE』が大好きだって知っているのに。だから、俺も一緒に行くから、ここに色紙があるから、もう1回もらいに行こう！』って言って、一緒にサインをもらいに行ってくれて。

『ONE PIECE』のレギュラーキャストさん達の楽屋に2人で行って、『すみません、普段、こんなことは本当にお願いしないんですけど、サインを頂けないでしょうか――』って言おうとしたら、ジンベエ役の宝亀克寿さんが『おお～！』ってマジックを取ってくれて！『おお～、みんな書けよ～！』って言ってくださったんですよ。

そうしたら、フランキー役の矢尾一樹さんも来て『オウ！』って。ルフィ役の田中真弓さんも『おーい、みんなー！』って言ってくださって！ ここは、ここは、もう、『ONE PIECE』だ！ ここは、サニー号の上だ！ と思って（笑）。なんて素敵な方々なんだ、と思いました」

アニメ『ONE PIECE』のレギュラーキャスト陣が、快くサインを書いてくれたと、興奮冷めやらぬ様子で語った山田。この日の帰りは感激のあまり、車内で一言も喋れなかったほどだったという。さらに帰宅すると、サンジ役・平田広明からメッセージが届いたといい、山田も熱いメッセージを返したと明かした。