黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(8月24日放送)にお笑いコンビ・バイきんぐの西村瑞樹が出演。単独ライブの客層について語った。
黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。8月22日(月)~8月26日(金)のゲストはお笑いコンビ・バイきんぐの西村瑞樹。3日目は、単独ライブのお客さんについて---
黒木)単独ライブ『キャバレー』(8月26日・27日開催)、これはもう12回目になるのですか?
西村)そうですね。
黒木)毎年やっていらっしゃる。
西村)毎年やっています。
黒木)4か月ほど前からご準備なさって、小峠さんがネタを書かれると。
西村)全部小峠ですね。小峠からしたら毎年10本近くネタを書くというのは相当しんどい話で、修行のようなものらしいです。
黒木)上がってきた新作に対して、「ここはもうちょっとこう」などというミーティングはなさるのですか?
西村)僕からはないですね。小峠から「ここはこういう言い方をしてくれ」「こう言う間の取り方をしてくれ」「ここはこういうテンションで」と、すべて小峠さんの演技指導が入りますね。
黒木)「もうちょっとこうした方がいいのでは」などと西村さんおっしゃらないのですか?
西村)言ったこともあるのですが、すぐ却下されます。通ったことがありません。「こういうボケどう? 」ということも言ったことがあるのですけども、採用されたことがないですね。
黒木)では、小峠さんが練りに練ったネタなのですね。
西村)僕らのライブって、9割くらい男性のお客さんなのですよ。しかも年齢層は僕らと同年代かそれより上。40代~50代の男性です。単独ライブなのに、最初に僕らがステージに出てもワーキャーなりません。拍手すら起きません。
黒木)どうなるのですか?
西村)皆さん、「さあ、きょうはどんな感じで笑わせてくれるんだ?」というような感じでどっしり構えてらっしゃいます。他のお笑いライブとは雰囲気が違うと思いますよ。普通、ライブ会場のトイレって女性トイレに行列ができますが、僕らのライブは男性トイレに行列ができますから。女子トイレ空いているらしいです。
黒木)でも男性に愛されているお笑いコンビってあまりないではないですか。初めて聞きました。
西村)そうですか。でも男性が多く来てくれていることで嬉しいのは、「この人は前から来てくれているな」というお客さんがほとんどです。
黒木)顔なじみ。
西村)そうなんですよ。
黒木)女性がいらしたらどんな感じなのですか?
西村)緊張しますよね。女性の声が聞こえてきたら緊張しますよ。
黒木)やはり男性客層に合わせて書かれるのですか?
西村)合わせるということはないとは思うのですけれども。でも、男性が好きになってくれるようなネタなのでしょうね。自分らではわかりませんが。テレビでネタ番組がありますが、番組の観覧のお客さんはほとんど女性なのですよ。むちゃくちゃ緊張しますよ。「笑ってくれるのかな」と思いますよ。
黒木)女性がいると。
西村)観覧で来てくれているので、笑ってくれるのですが、やはり緊張します。
西村瑞樹(にしむら・みずき)/ お笑いコンビ・バイきんぐ
■1977年・広島県出身。
■1996年に小峠英二とお笑いコンビ「バイきんぐ」を結成。
■ライブシーンで活躍し、2012年にコント日本一を決める「キングオブコント」で優勝。
一躍・知名度が上昇し、以降は数多くのバラエティ番組で活躍を続ける。
■趣味はソロキャンプ。趣味の知識を活かして数々の番組に出演。
2019年からはYouTubeにて『CAMP西村チャンネル』を開設。
チャンネル登録者数が15万人を突破するなど・人気コンテンツとなっている。
■また冠番組『西村キャンプ場』など、いくつものキャンプ番組に出演。
キャンプで重宝する・西村さん監修の万能スパイス「バカまぶし」、BBQで活躍すること間違いなしの焼肉のタレ「バカびたし」も発売。
番組情報
毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳