９月28日（水）深夜、テレビプロデューサーの佐久間宣行がパーソナリティを務めるラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」（ニッポン放送・毎週水曜27時～28時30分）が放送。10月9日（日）に放送される、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」トークスペシャル番組の、収録裏話を語った。

“「鎌倉殿の13人」好き”ということから、トークスペシャル番組での司会、そして脚本家・三谷幸喜との対談を行うことが決まった佐久間。オファーを受けた時のことを「現実感がなかった」と振り返りつつ、学生時代からの憧れだった三谷との対談エピソードを語った。

「創作術とか、『ここの部分はどうやって組み立てたんですか？』とか、そういうのを全部聞いて。30分のはずが1時間も喋らせてくれて。あっという間に過ぎて、もう全然覚えてないけど……。

1個覚えているのは、早々に“鎌倉殿”を褒めようと思って、『とにかく素晴らしいです。三谷さんは大河を3作されていますけど、その中でも一番ぐらいです！』って言ったら『一番と言われると『真田丸』とか『新撰組！』がかわいそうだから、一番とは言ってほしくない』って言われて。ヤベー！ って思って（笑）。即効で地雷を踏んだっていう……（笑）。まあね、半分は冗談だったと思うけど。

三谷さんに後半戦の見どころを聞いたら……三谷さんって、すごい真面目な感じでボケるじゃん？ それで『見どころは、みんなコロナとかで急に休むことになったりするんだけど、そういうのを即座に聞いて、すぐに本を書き直して。休んだ人がいなくても大丈夫なように、自然に組み立てた。そういう僕のパズルのような、危機管理の方を見てほしい』って言われて。

これは……ボケ？ どっちだ？ って迷ったんだけど、『いや、そういうことじゃないんですよ』って突っ込んで。そしたら三谷さんが笑顔になってくれたからホッとして。『本当の見どころを話してください』って聞いたら、これは放送を見てほしいんだけど、めちゃくちゃいいことを話してくれたんだよ！ 周りのスタッフもしびれるぐらいの、いいことを言ってくれた。ああ、この対談をやって良かったな、と思いました。」

対談で“三谷幸喜愛”を伝えつつ、「鎌倉殿の13人」の見どころや創作術も聞くことができたと、うれしそうに回想した佐久間。周囲にいたスタッフも「すごい、しびれる言葉を聞けましたね」と感激するほどの内容だったそうだが、この詳細は放送で見てほしいと語った。