8月17日(水)深夜、テレビプロデューサーの佐久間宣行がパーソナリティを務めるラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週水曜27時~28時30分)が放送。12日(金)に放送されたニュースバラエティー番組「全力!脱力タイムズ」(フジテレビ)に初出演した感想を語った。
12日(金)の「全力!脱力タイムズ」には、お笑いコンビ・とろサーモンの久保田がゲスト出演。番組終盤、久保田がいつもの流れで“脱力コンプライアンス委員会”へ行くと、そこにいたのはお笑い芸人・ヒコロヒー、そしてシークレットゲストの佐久間。2人でとろサーモン・久保田へ鋭いダメ出しを行い話題となった。
佐久間はオファーを受けた経緯なども語りつつ、テレビマンとして感じた番組の魅力を、熱っぽく語った。
「収録を、僕は別室のモニターで見ていたんだけど、脱力タイムズの収録、面白いんだよね。僕はとろサーモン・久保田くんのダメ出し役だったんだけど、彼も面白いわけ。『うーん……面白い! 面白い番組だなー!』って。
今回気付いたことがあって、他の番組と全く違うのは、思い切った前フリの長さ。脱力タイムズって、始まってからしばらく笑いが無い時があって。笑いの無いニュースで、しっかりと前フリをしているんですよね。
最近のほとんどの番組が本編から始まるし、ドッキリ系もできるだけ前フリを無くして、ドッキリの現象だけをどんどん重ねていって、本編を見せるんです。それは、早めに仕掛けないと視聴者が逃げちゃうから。だから、みんな前振りを短くしているし、僕もそう。
だけど脱力タイムズは、大仕掛けの前フリをしっかり見せているから、その間は笑いが無いけど、視聴者はそれを待てる。視聴者は待てるって信じているから、笑いの無い部分が長い。いいコントみたいな作りで。
これって、制作側が『視聴者が待ってくれる』って信頼しているし、視聴者も『この番組はこの後、大きな面白いことがある』って期待感があるから、待てるんだと思うんですよ。そうすると、裏切りのハードルが上がるけど、それを毎回クリアしてくれるから、(視聴者は)長い前フリに耐えられる。そして、裏切った分の爆発力もあるという。だから、爆発力が凄いんだなと。
伝説回というのがあるけど、長い前フリを、勇気を持って、時代に逆行して作っていたからなんじゃないか、って。『これは、本当にいい番組だわ……』って思いました」
他番組との構成の違いを分析し、「面白い番組」「本当にいい番組!」などと何度も言い、感心しきりだった佐久間。
佐久間はこの“脱力コンプライアンス委員会”のコーナーで、久保田に演者としての立ち回り、収録への姿勢、芸風について次々とダメ出しをしたが、実はガチガチに緊張していたこと、隣にいたヒコロヒーのメモを、一回だけカンニングしたと告白。「コンプラ委員なのに、カンニングした」と明かし、 笑いを誘った。
番組情報
元・テレビ東京のプロデューサー佐久間宣行が、ニッポン放送の「オールナイトニッポン0(ZERO)」に挑戦! フリーのテレビマン、45歳で既婚者、娘がいる脱サラおじさんが、一生懸命しゃべります。最年長パーソナリティがお送りする「メディアミックス ラジオ番組」です!
★再編集したポッドキャストをSpotifyで聴けます!⇒こちらからチェック
~Spotifyをダウンロードすれば無料で聴くことができます(放送の翌日に最新エピソードを配信予定です)