ナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之)がパーソナリティを務めるラジオ番組、ニッポン放送 『 ナインティナインのオールナイトニッポン 』(木曜 25 時~27 時)の番組イベント「オールナイトニッポン55周年記念 ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭」がきょう、横浜アリーナで開催された。TRF、T.M.Revolution/西川貴教、秋山竜次(ロバート)、ジョイマン、高須克弥、ネクライトーキー、ミキの昴生 という錚々たるゲストのほか、木梨憲武、武田真治、原口あきまさ、ミキの亜生 もサプライズで登場し、番組ならではの様々な企画と一夜限りの豪華コラボレーションで 1 万人のリスナーを楽しませ、イベントは幕を閉じた。
オールナイトニッポン55周年記念 ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭 2022年10月30日(日)横浜アリーナで開催
『燃えよドラゴン』の劇中歌が流れ始めると、ドラの音と共にオープニング映像がスタート。ナインティナインが過去にタイムスリップし、過去のオールナイトニッポンを遡る映像の終盤 、特殊効果の爆発音と同時 に、ステージ中央に姿を現した2人。
矢部は赤のスーツ、岡村は黄色のスーツで登場した。これは 1992年に ABC お笑い新人グランプリ最優秀新人賞を獲得した時の衣装を模して、きょうのイベントのために仕立てられたもの。総立ちのリスナーに迎えられた 2 人は、「ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭 in 横浜アリーナ!」とタイトルコール 。同時に、番組リスナーに はお馴染みの「POISON~言いたいことも言えないこんな世の中は~」を熱唱 。コロナ禍の中、集まった リスナーは声が 出せない 状況のため 、 事前に番組で募集 した「POISON」 のかけ声が一緒に流されるという演出 で、さっそく会場の一体感を高める。歌唱後、矢部は赤のペンライトで染まる会場を見て「きれい! そして、興奮しております」と一言 。 岡村も「ありがとうございます! 会えて幸せです」とリスナーに感謝を伝えていた。
なつかしさに浸るオープニングに続き、トップバッターのアーティストにはナインティナインがデビューした 90年代から第一線で活躍し続けているTRFが登場。「BOY MEETS GIRL」「EZ DO DANCE」「survival dAnce 〜no no cry more〜」「CRAZY GONNA CRAZY」の大ヒットナンバー 4曲を披露し、会場のボルテージを一気に高めた。
「CRAZY GONNA CRAZY」では SAM と岡村のダンスバトルが勃発 岡村 はキレキレ のブレイクダンスを披露 し、かつてダンスのライバルグループ に所属していた岡村との対決に、 SAM は感無量の様子。岡村も「SAMさんは立て続けにダンスをした中での対決だったから本当にすごい!」とお互いをたたえ合う。また、ここで、2023年2月25日に開催される「TRF 30th Anniversary Live『 THANXXX !!! Live & Party 2023 』」が発表に。「岡村さん来てくださいよ!」と誘われた岡村は、「機会があれば。体を作っときます!」と意気込みを語っていた。
大ヒットメドレー で盛り上がった観客の ボルテージを受けて、矢部は「“歌とダンスの帝王 TRFに続きまして、今度は“ラップの帝王”の登場!」と煽られてステージに現れたアーティストは、なんとジョイマン。相変わらずのゆる~いラップネタに 、 TRFとは違う意味で会場を沸かせた。
続いては、番組リスナーにはカリスマボイストレーナーとしておなじみの秋山竜次が登場。「TOKAKUKA」と「変梅」の 2 曲を披露し、オペラ歌手ばりの野太いビブラートを会場に響かせる。「変梅」では、中国の伝統芸能「変面」に倣って、次々と違うパターンの梅宮辰夫の仮面を着用し、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
アーティストによるライブが続いたが、ここで歌謡祭としては初めて「岡-1 グランプリ 」の準決勝を開催。番組リスナーにはお馴染みの“賞レース”で、審査委員長・岡村によるちょっとクセ強い審査と、勝手に選ばれた出場者とのやりとりが話題 の年末恒例の番組企画 。満を持して横浜アリーナのステージで“準決勝”を開催することとなったのだが、トップバッター は不本意ながら常に優勝し続けているミキの昴生。「こんなとこに呼ぶな!」と文句タラタラで、相方なしの1人で漫才を披露するも「70 点」という不本意な点数に怒り散らかす。その際「コンビでやらせてや!」と言っていたのだが、なんとサプライズで亜生も参加者として登場。
「意味わからん!」「お前おったんかい!」とツッコむ昴生を置いてきぼりに、「それでは聴いてください」と言った亜生は「 1 3 の純情な感情」を熱唱。それに対して昴生は「 2 人で漫才すれば良かったやん!」と知らなかった体を装うのだが、矢部から「本番前に2人で挨拶来てたやん」とバラされ「やめてよー!」と嘆いていた 。
岡-1準決勝には『ナインティナインのオールナイトニッポン』 内で改名を提案されたジョイマンの池谷和志が「フィット竹村」として初めてネタを披露。そして、企画のトリを飾ったのはなんとアーティストの西川貴教。
10月27 日深夜の放送で勝手に準決勝に参戦することを発表されており、しぶしぶ登場した西川であったが、天性 のお笑いの才能と持ち前のトーク力を 活かし、筋肉をテーマにしたフリップ 芸で「100 点」を 叩き出す。西川は 12 月に開催される 決勝戦への 出場を決めたのだが、「年末は歌番組とかライブで忙しい」と辞退。そのため、次点の ミキの昴生 が繰り上がり、今年も決勝進出を決め、会場からは大きな拍手が送られた。
お笑い企画のあとは、歌謡祭らしくアーティストライブが続く。力強いサックスの音色が会場に響いたと同時に、トロッコに乗った矢部浩之が登場し、「ズルい女」を熱唱。矢部は昨年にメジャーデビューした正真正銘の アーティストということもあり、ノリノリの歌唱 に会場は大いに沸き、リスナーもペンライトを大きく振って応援。歌い終わってステージに戻った矢部は「いっぱい練習したんですけどね~」と謙遜しつつ、会場の視線は矢部の後ろに立つサックスを担当した人物に。会場がざわつくも矢部がまったくその人物に触れずにトークを展開していると、しびれを切らして「待て待て待て~!」と話に割り込んできたのは、サプライズゲストの武田真治。
番組宛に自らメールで出演を直訴していた武田は「 矢部さんにとって僕ってなに? 透明?」と悲しそうな表情を 見せる と 、 リスナー からは笑い声が漏れていた。続いての曲は矢部自身のデビュー曲 「スタンドバイミー」を歌唱。 しっとりとした空気感が漂うなか、1番の終わりで3人目のサプライズゲスト、ものまね芸人の原口あきまさが登場。
テレビでよくある、ものまねをしているところに本人が登場する 逆パターンで 、原口が矢部のものまねをしながら登場 。 完コピのものまねに会場が沸いた後も、明石家さんま、石橋貴明などのものまねを披露し、再び 会場は笑いに包まれた。
その後、CM でもおなじみヘリコプターのプロペラ音が 聞こえてくると、高須クリニックの高須克弥院長が登場。高須先生とは、本イベントの話題のグッズ にもなっている「おこめ」をシャカシャカ振って番組内で生まれた名言を表現、なんと言っているのかを当てるという「おこめクイズ」を実施。リスナー参加型となっており、リアルタイムで答えを募集。正解したリスナーには高須院長から超高級掃除機が 送られるなど、リスナーを巻き込んだ企画に会場 は大きく沸いた。
番組の人気コーナー「やべっちカレンダー」は、イベント特別仕様に。贅沢にもDJ KOOのDJにのせたファッションショー形式で実施され、ランウェイに見立てた花道をジャケットはラメでキラキラ、パンツは銀地でギラギラ、胸元を大胆に開けた矢部 がモデル2人とともに練り歩く。さらに、センターステージでドヤ顔&バッチリポーズを決める矢部に合わせて「鼻セレブって、俺のことやろ?」など岡村のネタ読みナレーション が入り、会場を一気に華やかな空気に変えた。
DJ KOOの煽りで、続いては「岡村隆史 SUPER LIVE」へ。真っ赤なスーツにサングラスを着用し、トロッコに乗って登場した岡村は「め組のひと」を熱唱する。ペンライトが揺れる会場の応援に応えながらステージに到着した岡村。ステージにはサックスを担当する武田真治がいたが、矢部同様にスルー。「イジれよ!」と武田からクレームがありつつも、お決まりの展開に会場は大きな笑いが。続いて、岡村が大好きだという中森明菜の「 DESIRE 」など 2 曲を熱唱し、会場を大いに 盛り上げた。
続いて、T.M.Revolution のライブパートに突入。「HIGH PRESSURE」「HOT LIMIT」「WHITE BREATH」と 、大ヒット曲を立て続けに披露し、会場を最高潮に盛り上げる中、 なんと矢部が伝説の“ HOT LIMIT スーツ”を着用して登場。リスナーがどよめくなか、風にあおられてサビのダンスを踊ったり、ステージ左右を走り回ってポージングを決めるなど、 サービス精神たっぷりに会場を盛り上げる。さらに、西川もライブが終わるころには上半身の衣装を 脱いで 見事な 筋肉をサプライズで披露 。そんな彼を「きんに君」と 呼びながらナインティナインは「盛り上がりがすごいね!」(矢部)「素晴らしかった!」(岡村) と西川のステージ の感想を伝える。また 、 同時期 にオールナイトニッポンを担当していた3人 だからこそ「やっと番組を通じて一緒にステージに立てた」 と番組イベントでの共演を噛みしめ、感動 を分かち合っていた。
歌謡祭のトリを飾るのは、『 ナインティナインのオールナイトニッポン 』 エンディングテーマを歌うネクライトーキー。「こんがらがった!」の歌唱のあと、ナインティナインの2人が登場。きょう集まったリスナーへの感謝を伝えたあと、「わーわーゆーております」「お時間です」「さようなら」と番組終わりのお馴染みの挨拶のあと、ネクライトーキーが番組のエンディング曲「明日にだって」を歌い上げる。スクリーンにはこれまで番組に来てくれたゲストたちの写真が映し出される流れに、リスナーはエモーショナルな気持ちになってしまうのだが、これで終わりじゃないのが「ナインティナインのオールナイトニッポン 歌謡祭」。
「なんとこの方が駆け付けてくださいました!」と矢部に呼び込まれ、番組で予告していた最後の サプライズゲスト「K」こと、木梨憲武がステージへ 。「 30 年くらい前にオールナイトニッポンをやっていた木梨憲武です!」と自己紹介する木梨にナインティナインの2人は「それを聞いていた世代です」と言い、そんな木梨と『オールナイトニッポン』の名前がつくイベントで共演できたと2人は顔をほころばせる。木梨から矢部に間違い電話がかかってきたことが今回の出演のきっかけとなったという裏話も語られ、さらに木梨が最近歌に力を入れていることに話題が及ぶと「一緒に歌おう!」という流れに。木梨が宇崎竜童・佐藤浩市と歌唱している「生きてるうちが花なんだぜ」を一緒に歌唱し、岡村は「(木梨のことを)一般人の時から見ていた方だから(嬉しかった)」「(とんねるずのラジオに)ハガキを送ったけど1枚も読まれなかった」と憧れの木梨とのコラボの喜びを隠しきれない様子だった。
エンディングでは、本日の出演者全員がステージに一挙集結。全員で「HOWEVER」を歌い、無事に矢部の声があらぬ方向に飛んでいった。番組の締めの挨拶である「わーわーゆーております」「お時間です」「さようなら」では、事前にリスナーから募集した「さようなら」の声が会場に響き渡るという粋な演出も。岡村が「もしかしたらまた来年、ここでお会いできるかもしれません」と次回開催の期待をあおるメッセージを伝え、内容盛りだくさんのイベントは大きな拍手に包まれて幕を閉じた。
同イベントの見逃し配信は11 月 6 日(日) 23 時 59 分まで。詳しくはナイナイ歌謡祭のイベントホームページ まで 。また、11 月3日の生放送でも裏話満載で振り返るので、こちらも楽しみにしてほしい。
【イベント概要】
イベントタイトル「オールナイトニッポン 55 周年記念 ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭」
開催日時:2022 年 10 月 30 日(日)開場 15 時 00 分/開演 16 時 30 分
開催場所:横浜アリーナ( 神奈川県横浜市港北区新横浜 3 10
出演者:ナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之) 秋山竜次(ロバート) TRF T.M.Revolution 西川貴教、ネクライトーキ、ミキ昴生 ほか
イベントHP:https://event.1242.com/special/99ann_fes2022/
◆配信について
●ぴあ (WEB)
販売期間: 2022年10月20日(木)10:00 ~11月6日(日)18:00
販売URL:https://w.pia.jp/t/99ann-kayousai22/
●FANY(WEB)
販売 期間: 2022 年 10 月 20 日 木 )10:00 11 月 6 日 日 )18:00
販売URL: https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/products/99ann-fes2022
※11月6日(日) 23:59 までアーカイブ視聴可能
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