黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(2月14日放送)に作詞家・プロデューサーの秋元康が出演。「オールナイトニッポン55時間スペシャル」でのテーマについて語った。
黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。2月14日(火)~2月17日(金)のゲストは作詞家・プロデューサーの秋元康。2日目は、「オールナイトニッポン55時間スペシャル」でのテーマについて---
黒木)秋元さん、福岡のお料理好きなのですって?
秋元)大好きですね。
黒木)この間、「久留米うどん」を食べに行きました。(※編集部注:テレビ朝日系2月19日放送『羽鳥×指原 ご当地!推しメシツアー それ東京でも食べられますけど!』のロケで)
秋元)「久留米うどん」、僕は好きです。
黒木)指原さんが、「私ここ、秋元さんと来たことある!」と仰ってました。
秋元)「久留米うどん」って、微妙なのが、麺が柔らかいではないですか。
黒木)そうですね。
秋元)あれが好きな人と、もっとコシがあった方がいいという人と分かれますよね。
黒木)私は久留米の出身なので、あれがうどんなのですよ。
秋元)出汁はもう絶妙ですよね。
黒木)私のつくる出汁も絶妙ですよ。
秋元)そうですか。黒木さんは料理お上手なのですか?
黒木)好きです。
秋元)得意な料理は何ですか?
黒木)福岡の料理では筑前煮です。
秋元)筑前煮、最高ではないですか。
黒木)それからうどん、親子丼の類もつくれます。
秋元)でもお仕事が忙しいなか、いつ料理するのですか?
黒木)だいたい早朝に起きてつくってしまいます。
秋元)それから仕事行くのですか?
黒木)はい。
秋元)凄いな。
黒木)秋元さんも「睡眠時間3時間」と聞きましたよ。
秋元)目が覚めてしまうのですよ。普通は二度寝するではないですか。でも、もったいない気がして、そのまま仕事するか、ドラマや映画を観ますね。
黒木)コーヒーと焼き芋がお好きなのでしょう?
秋元)コーヒーも焼き芋も大好きです。焼き芋を1本だけ焼ける焼き芋器、ご存知ですか?
黒木)いや、知りません。
秋元)ネット販売しているのですが、1本だけ焼けるのです。これは抜群に美味しいですよ。
黒木)蒸かすのではなくて焼く?
秋元)焼くの。
黒木)そうなのですね。
黒木)『オールナイトニッポン55周年記念 オールナイトニッポン55時間スペシャル』(ニッポン放送 2月17日(金)18時~19日(日)25時)がありますが、番組のなかで最も伝えたいことは何ですか?
秋元)いまオールナイトニッポンを聴いていらっしゃるリスナーの皆さんにも、「あのころの自分ってこうだったよな」ということがあると思います。僕で言えば、受験勉強していたとか、何を将来やろうかまだ迷っているとか、そういう「あのころの自分に一言言ってあげたい」という意味で、「あのころの自分」というのが今回のテーマなのです。
黒木)あのころの自分。
秋元)パーソナリティの皆さんも、ミュージシャンの方であれば、売れる前の自分に「お前間違ってないよ」と一言言ってあげたいと。「このまま自分の夢を追い続けなさい」と言う人もいれば、当時、頂点を極めていて「これからどうやっていけばいいのか」と思っているあのころの自分に「こう言ってあげたい」というのがあると思うのです。
黒木)なるほど。
秋元)黒木さんもないですか? 本来は受験勉強して、進学しろと言われていたのに、反対を押し切って宝塚を目指して……。
黒木)宝塚に行ってしまいました。
秋元)そのときの自分に「間違ってないよ」と言うとか。あるいは宝塚を退団して東京へ行くときも、単身で行くわけではないですか。
黒木)そうですね、不安しかなかったです。
秋元)そのときの自分に何と言ってあげたいですか?
黒木)「よく耐えたな」ということかしら。
秋元)よく耐えたなと。
黒木)「オールナイトニッポン」を聴いていたころは演劇部だったのですが、ある日、演劇部の黒板に「自分を捨てる」と書いてあったのですよ。でも「自分を捨てる」という意味がわかりませんでした。いまの自分ならわかるではないですか。だからあのときの高校生の私に、自分を捨てるということがどういうことなのか、芝居とはどういうことなのか、ということを教えてあげたいという気持ちはあります。
秋元)いいですね。「自分を捨てる」ということは、そのころの捉え方といまとでは、全然違いますものね。
黒木)そうですね。
秋元)「自分を捨てる」って何なのだろうと思ってしまいますものね。
黒木)自分を確立しなくてはいけない世代ですしね。2月17日(金)が楽しみです。
秋元)パーソナリティのみなさんが、あのときの自分を振り返って、「何を一言言ってあげたいのか」ということがとても気になります。楽しみですよね。
秋元康(あきもと・やすし) / 作詞家・プロデューサー
■高校時代にニッポン放送で放送作家としての活動をスタート。
■1985年に始まったテレビ番組「夕やけニャンニャン」の構成を担当し、その後もとんねるずのバラエティ番組など数々の人気番組を手掛ける。
■また様々な人気番組の構成を担当しつつ、作詞家としても活動を開始。30歳のときには美空ひばりの大ヒット曲「川の流れのように」を作詞。
■2000年代以降は、プロデューサーとしてAKB48グループや坂道シリーズを手掛け、社会現象ともいえるムーブメントを巻き起こす。
■2010年には日本放送作家協会理事長に就任。
■ドラマの企画や脚本も担当し、エンタメ業界を長きにわたって発展・けん引してきた。
■『オールナイトニッポン55周年記念 オールナイトニッポン55時間スペシャル』(ニッポン放送 2月17日(金)18時~19日(日)25時)では、エグゼクティブプロデューサーを務める。
番組情報
毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳