辛坊治郎が6月21日（水）、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』に出演。国会議員に月100万円が支給される「調査研究広報滞在費」（旧文書通信交通滞在費）の改革議論が進まないまま、21日に国会が閉幕を迎えたことに「本当にふざけんなよ」と怒りをあらわにした。

国会議事堂

『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』月～木曜日　15時30分～17時30分　生放送

21日会期末を迎えた国会では、衆参両院の委員長らに毎日6,000円支給される「委員長手当」を廃止する改正法が、参議院本会議で可決、成立した。これにより、年間約5,000万円の歳費が削減される。一方で、おととし秋の臨時国会から議論が続く、すべての国会議員に月額100万円が配られている「調査研究広報滞在費」（旧文書通信交通滞在費）の改革法案については、今国会でも目立った進展がなかった。

これに辛坊は「本当にふざけんなよって話」と切り出し、「国会議員に毎月100万円ずつ配られていて、でも領収書がいるわけでもなく、税金払うわけでもなく、社会保険料がそこからふんだくられるわけでもなく…。そんなお金って、普通あり得ない」と指摘。「こういうことを国会議員って、国民の関心が薄れると平気でこういう制度を作ってしまう。まさにお手盛りの制度じゃないですか」と続けた。

さらに「おととしの暮れくらいには話題になって、一旦、旧文書通信交通滞在費っていうのは廃止して、名前が変わって調査研究広報滞在費に。実は使える範囲が広がったんですよ」と明かし、「実質、前よりも悪くなって、堂々と好き勝手に使えるような名目のお金になって…。それでもやっぱり、これはひどいから今回の通常国会中に何とかしないといけないんじゃないの？って、みんなが注目していたはずなのに、今日（21日）で国会は終わるんですが、これに関して、まったく手付かず。ふざけんなよ、本当に！」と怒りは収まらなかった。