アーティスティックスイミング・小谷実可子 世界マスターズ3冠秘話

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9月25日(月)元アーティスティック日本代表・青木愛がパーソナリティを務める「青木愛 スポーツ to you」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。

ゲストは小谷実可子。
1966年、東京都生まれ。1988年のソウル五輪で初の女性旗手を務め、ソロ・デュエット2種目で銅メダルを獲得したレジェンド。引退後はオリンピック・教育関連の要職を数多く担当するなど国際的に活動中だ。
8月に開催された世界マスターズ水泳選手権で30年ぶりに現役に復帰。ソロ・デュエット・チームで出場するとすべての種目で金メダルを獲得した。

アーティスティックスイミング・小谷実可子 世界マスターズ3冠秘話

世界マスターズ水泳選手権には青木も出場し、チームで金メダルを獲得。そんな2人の共通の話題だが今回、小谷が大会前の意外な裏話を披露した。

小谷:せっかくの自国開催だから盛り上げて楽しもう!

青木:わかります、私たちもそんな感じでした。

小谷:でしょ?かつてのバリバリにオリンピックとかに向けて選手としてやってきた時とはまた違う心持ちでやっていたと思うんだけど、練習を始めたら、かつての恩師の先生から「楽しむだけの小谷実可子のシンクロなんて誰も見たくないわよ」って言われて。

青木:なんだか私たちと(雰囲気が)違い過ぎ…

小谷:マスターズとはいえ競技大会、世界大会だから。そこであなたは絶対に金メダルを獲らなければだめでしょ。だから本気で行きなさい、って。

青木:待ってください。それって現役選手にかける言葉ですよね?

小谷:私もそう思って。えぇっ!?私、楽しんじゃいけないの!?だったら無理かも。仕事もあるし、家庭もあるし。いろんなことやりながらのマスターズだからそんなに真剣に現役の選手の時みたいにはとても無理、って思ったんだけど。でも周りの人が応援するから!って言ってくれて。若手のコーチの子で、自分が今あるコーチとしての技術をすべて、実可子さんのためにフルに使ってしっかり引っ張りますから信じてついてきてください。って言ってくれる子がいて。もう泣けちゃって、そのメッセージに。この年で、もう57歳になったけどこの年になると人についてきてください、って言ってもらうことなんてなかなかないし。どっちかっていうと、ついてこい!っていう側の人生のステージに入っていたので。でも、すごくそれが、始まってみたら楽しくて。本当に体力的にも精神的にもキツかったけどやっぱり私たちのこのシンクロナイズドスイミング、現アーティスティックスイミングって、やればやるほど昨日できなかった技ができるようになるとか。

青木:わかります、それ。

小谷:わかるでしょ?

青木:ビデオチェックして良くなったよ!ってなるのが楽しくて。この年になっても成長できるんだ、みたいな。

アーティスティックスイミング・小谷実可子 世界マスターズ3冠秘話

番組情報

青木愛 スポーツ to you

毎週金曜日21時~21時30分

番組HP

元シンクロナイズドスイミング(現・アーティスティックスイミング)代表で北京オリンピック出場経験もあり、現在はキャスターやモデルなど多岐に活躍の場を広げる青木愛がパーソナリティを務めるラジオ番組です。

これから注目されるアスリートやもっと輝いてほしいアスリートやスポーツ関係者をお招きしていき、その競技の魅力やこれからの発展に向けてお話を展開し、スポーツの魅力を「you」、つまり、ラジオの前のあなたにお届けしていきます!

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